私の好物はバレー部の指です。

私の好物　１４ ページ14

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はい、早速ですがピンチです。

理由は部屋割り。
部屋数の問題で学年別にマネも選手と一緒の部屋らしいです。



英 が い る じ ゃ な い か



谷っちゃんの後ろに回り、おそるおそる部屋に入る。


…そりゃいましたよ1年ですもんね、いますよね。

ちょっと待って気まずい。







「えーっと、ここ襖で区切れるらしいからこっちからマネさんな」

「りょ、了解であります！！」

「…はい」







青城のらっきょくんがそう言い、私と谷っちゃんは荷物を置いた。
スーッと静かに襖を閉め、ため息をつく。


こんなの1週間耐えれる気がしない。


さっき泣いたこととかも含めて心配してくれてるのか、谷っちゃんは気を使って体育館に行こうと言ってくれた。優しい子。好きよ谷っちゃん。







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「じゃあ〜、青城と音駒はマネージャーがいないから1週間ローテーションで各校のマネ業しよっか〜。どこか一校は2人でやるよ〜」

「てことで適当に当てはめてみました。1週間よろしくね！」







雀田さんに渡された紙には1週間の大まかな予定と私達がマネ業をする高校が書かれてた。
今日は私は梟谷。赤葦さんがいるところだ。


とりあえず青城じゃなくてよかったとホッとする。

が、一緒の体育館を使うのが青城だった。


もうやだ。なにこの青城運。







「あ、部員来ちゃった。さ、分かれよっか！」







梟谷のボトルが入った籠を持って駆け足で梟谷のところまで行った。

練習着姿の皆さん。指が美しい。お願い赤葦さんその指を触らせて。







「今日1日梟谷のマネージャーやらせてもらいます。烏野1年の宮瀬Aです。仕事はきっちりこなしたい派なのでドリンクどれくらいの濃さがいいか教えてください」

「よろしく宮瀬ちゃん！」

「はい。そしてもう１つお願いがあります。
休憩中に皆さんの指を触らせてください！特に赤葦さん！！絶対触らせてください！なにがなんでも絶対です！」







さっき会った時に指フェチだということを察してくれたのか、微妙な顔をしながらも小さくうなづいてくれる。



よっしゃああ！赤葦さんの指ゲットぉお！！

これで触りまくりぃ！







「(烏野のマネちゃん、指が好きなのカナ…？)」
「(ていうか顔面偏差値高くね)」
「(烏野爆ぜろ)」







なんやかんやで始まった練習。

さぁ早くこい休憩時間。







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