とっても突飛な入学式 ページ16
「おぉ、そうかい？それならばもう決まっておるな…グリフィンドール！」
私は弾けるようにぴょんと飛び降り、すぐさまグリフィンドールのテーブルに走った。アークタルスが席を開けてくれていた。
「良かった、これでまたアークタルスと一緒だよー！」
ぎゅーとアークタルスをハグすると、「僕も嬉しいですよ、風花」と優しくハグを返してくれた。やっぱり彼といると妙に安心するのだ。幼少期から感じてはいたけど、彼は年齢に似合わずいつも冷静で大人びている。私も見習わなければ。
その後、ハリーとロンも無事グリフィンドール、マルフォイとその連れや最後の「ブレーズ・ザビニ」はスリザリンになった。
食事の前に、アルバス教授がお話をした。一つは、禁じられた森の立ち入り禁止。もう一つは、四回の右側の廊下への立ち入り禁止。管理人のフィルチからも何か注意があったようだが、その言葉はほとんど聞いていなかった。
食事を済ませ、監督生パーシーがグリフィンドールの寮まで案内した。談話室は暖かい光に包まれ、赤系統の色で統一された床や壁はまさにグリフィンドールそのもの。暖炉で炎が優雅に踊っているのをチラリと見て、私はパーシーの話を聞いた。ちなみにロンのお兄さんなんだそうだ。
みんな眠いようだったが、私はむしろ目が冴えていた。それはアークタルスも同じようで、半分まどろみに落ちている周りの目とは対照的にパッチリ開いていた。
私はハーマイオニーの他、ラベンダー・ブラウンやパーバティ・パチルと一緒の寝室だった。さすがにアルバス教授も個人部屋を用意してくれるわけではなかった。現実そんな甘くない。
しかしアークタルスは入りきらず個人部屋ということだった。(アークタルスは私がみんなと一緒の部屋だと聞いて驚き、「風花は個人部屋じゃないんですか！」と眉をひそめていた。ひがみからかそれがワザとにしか見えなかったのだが)
私はその晩彼の部屋に行って寝た。みんながいる場所ではなんだか眠れなかったからだ。
スースーと微かな寝息を立てて、彼女は僕の隣で気持ちよさそうに寝ている。幸いここは個人部屋なので誰にも見つかることがないし(見つかっても何ら問題があるわけではないのだが)。
しかし彼女に個人部屋がないと知った時は驚いた。彼女の母はアルバス教授の遠い親戚だと聞いたことがある。その娘の彼女だからもっと特別扱いされると思っていたのだ。
まぁいい、僕も寝よう。
「むにゃ…アークタルス…」
寝言を言う彼女の頭を撫でた後、僕も眠りに落ちた。
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ヘルガ(プロフ) - 笹野紗空さん» お父さんに会うことは確実なんですけど、どうなるかはご想像に…wこれから更新行ってきます、コメありがとうございました！ (2014年8月18日 15時) (
レス) id: 8c120b56a9 (このIDを非表示/違反報告)
笹野紗空(プロフ) - この小説大好きです！第二夢主さんがお父さんに合ったらどうなるのやら…ｗ 更新おつかれさまです！がんばってください (2014年8月12日 10時) (レス) id: db97eba549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヘルガ | 作成日時：2014年8月7日 12時
