前世は魔法使いだったんですが【HP×DC】

>>50 プロローグ ページ50

あれから。

つまりはGeniusから赤井さんを紹介されてから、約3ヶ月が経った。



怒涛の3ヶ月だった。



あの後、実は安室さんも警察関係者らしいという話を聞いた。
僕も知る、あのバーボンらしい。

そして、僕の知っていることを話した。

とは言っても、僕の知ることのほとんどは潜入していた赤井さんも知っていることだ。
奴らの拠点や、メンバー、主な活動など。


僕も知らなかったのは、CIAからの潜入もあるということだ。
もう幹部の半分くらい潜入なんじゃないか？と思った。
コードネームを貰えるのは幹部だけらしい。



それから、哀ちゃん。
彼女もGeniusと同じく薬で体が縮んでしまったらしい。
元は組織の一員だったとか。


僕を嫌っているのかと思っていたけど、本当は僕を怪しんでいたらしい。



というか、FBIに警察にCIA？


更には魔法使いまで味方につけて。

Genius、君は大物だね。



とりあえず、事は大きく進んだ。

まずは日本警察が本格的に動きだしたらしい。

そしてFBIが来日。
今回は日本の公安警察と手を組むことにしたらしいと、Geniusに聞いた。



組織も大きく動いているらしく、その動きをネタに捕まえると意気込んでいるんだとか。


僕は少しだけ手助けをした。

まずはGeniusと工藤新一を同じ場所に存在させること。
魔法で変身させたり、幻覚を見させたり。
これはGeniusの幼馴染に疑われた時に役立った。

あと、何度か事件にも巻き込まれて、攻撃を防いだりもした。
ITテロなんかも起きていたらしい。


直に、組織も終焉へと向かうだろう。


その間にも僕は研究をやめなかった。


僕が十分に毒に弱いことはわかったから、今度は魔法を作ることにした。

これは前世の頃からやりたかったことだ。
優秀な魔法使いは新しい魔法を作ることも出来る。



僕はいくつか、魔法を作ることにした。

そして今に至る。


《ルシア、どんな魔法が便利かな？》

ルシアを腕の上に置いて話す。
最近ではこの体制がお気に入りだ。

《なんでそんなに新しい魔法が作りたいのよ？あんたなら魔法なんてなくてもなんだって出来るじゃない》

《だって、楽しいじゃないか！研究するのは》

それに、、、


僕はいつかまた。



｢ホグワーツに、行きたいから｣














瞬間。


僕の視界はぐるりと反転した。


そして、冷たい石の感触。







｢Who are you？｣


顔を上げた僕の視線の先に、



記憶よりも年老いた、マクゴナガル教授がいた。

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