>>45 ページ45
それから、僕はMI6の本部に乗り込んだ。
場所は当然の周知だったから、迷わず飛べた。
そう、飛べた。
僕は姿現しを使った。
もちろん、周囲に人がいないかは気にしたが。
僕という息子の存在を唯一知る父の上官は、両親が殺されたことを伝えると、僕を強く抱きしめた。
そして僕は、日本に戻ることを決めた。
10歳の誕生日が過ぎた頃だった。
僕は、両親に魔法をかけ、さも健常者のように、動かした。
両親に魔法をかけるなんて、とんでもない非道だということは分かっていた。
けれど、子供が1人でいるのは不自然すぎた。
仕方がなく、そうした。
それで飛行機に乗ったし、日本の家へ帰ってきて、転校の手続きもした。
両親は、父が写真家で母は父についてよく旅行に行くと周囲には話した。
実際に父の趣味はカメラで、いくつかアルバムもあるから、それを見せれば近所の人は直ぐに騙せた。
たまに変に勘繰ってくる人もいたから、少しだけ錯乱の呪文を使ったこともある。
あの時の上官は、今でもたまに連絡がくる。
僕にとっては第三の父といった感じだ。
もちろん、第一の父は前世の父だが。
599人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nuza948(プロフ) - すごく面白いです!だけどコナン君には少しイラッとしてしまいました笑 (2023年3月17日 19時) (レス) id: 2ef87b9876 (このIDを非表示/違反報告)
vermilion(プロフ) - しゃとれさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえてとても嬉しいです!励みになります! (2018年10月21日 19時) (レス) id: 1c7a073185 (このIDを非表示/違反報告)
しゃとれ(プロフ) - すごく面白かったです!HPもコナンも好きなのでこういうコラボすごく大好きです!更新頑張ってください!たのしみにしてます^-^ (2018年10月19日 23時) (レス) id: 57b1390f13 (このIDを非表示/違反報告)
vermilion(プロフ) - 月まで行けちゃいそう?さん» わぁー!教えていただきありがとうございます!!某チョコ菓子に頭を占領されておりました...汗 (2018年10月19日 18時) (レス) id: 1c7a073185 (このIDを非表示/違反報告)
月まで行けちゃいそう? - 24話、ポアロがアポロになってましたよ〜。(^_^;) (2018年10月19日 17時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:vermilion | 作成日時:2018年8月21日 0時