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Geniusを連れて来たのは2階。
そう。僕の聖域の前だ。
この部屋に鍵はない。
見かけとして鍵穴はあるけれど。
魔法で閉じているから。
つまりこの世界では僕以外にここを開ける人間はいない。
｢Alohomora｣
(アロホモラ-開け-)
ガチャンと音がして鍵が開く。
Geniusは驚きを隠せなさそうだ。
｢Come in.｣
中に入るように促すと僕に続いてGeniusが部屋を覗く。
この部屋にはキングサイズのベッドが1つだけ、置いてある。
そこに横たわる、男女。
｢おい、これって…｣
｢My parents.｣
(両親だ。)
｢まさか、自分の親を！｣
日本人なのに、青白い肌をした両親を見て、Geniusが言った。
違う。そうじゃない。
｢Alive. They are alive.｣
(生きてるよ。彼らは生きてる。)
僕の言葉を聞いてGeniusは見るからに安堵した様子だ。
でも、でもね。そうじゃないんだ。
｢But, they were dead.｣
｢どういう、ことだ。｣
そう。
僕の両親は死んでいた。
いや、実際には死にかけた、だけだが。
｢My father belonged to the information agency of MI6.｣
(僕の父は、MI6の諜報員だった。)
｢MI6…｣
MI6。
そう、イギリスの諜報機関。
父はスパイだった。
そして母もそれを知っていた。
知らなかったのは僕だけだった。
そもそもそんな機関がある事すら知らなかった。
マグルには昔から興味がなかったから。
父はある組織を追っていた。
そう、酒の名前を持ったあの組織。
父の同僚が潜入していたらしく、その同僚を助けるために父は動いていたらしかった。
そして、殺された。
父の同僚がNOCだとバレて、巻き込まれた。
奴らはイギリスの家まで突き止めてきて、父と母は殺された。
僕は、自分を守るのに精一杯だった。
だって仕方がないじゃないか。
死ぬのは怖かったんだ。
もう二度と、死にたくなかったんだ。
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nuza948(プロフ) - すごく面白いです！だけどコナン君には少しイラッとしてしまいました笑 (2023年3月17日 19時) (
レス) id: 2ef87b9876 (このIDを非表示/違反報告)
vermilion(プロフ) - しゃとれさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえてとても嬉しいです！励みになります！ (2018年10月21日 19時) (レス) id: 1c7a073185 (このIDを非表示/違反報告)
しゃとれ(プロフ) - すごく面白かったです！HPもコナンも好きなのでこういうコラボすごく大好きです！更新頑張ってください！たのしみにしてます^-^ (2018年10月19日 23時) (レス) id: 57b1390f13 (このIDを非表示/違反報告)
vermilion(プロフ) - 月まで行けちゃいそう？さん» わぁー！教えていただきありがとうございます！！某チョコ菓子に頭を占領されておりました...汗 (2018年10月19日 18時) (レス) id: 1c7a073185 (このIDを非表示/違反報告)
月まで行けちゃいそう？ - 24話、ポアロがアポロになってましたよ〜。(^_^;) (2018年10月19日 17時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：vermilion | 作成日時：2018年8月21日 0時
