前世は魔法使いだったんですが【HP×DC】

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ハムサンドが届くまでの間、店員の梓さんと、1年生達と喋って待つことになった。


結局カウンターには座らずに子供たちの席にお邪魔することになったんだが、
聞くところによると、この子達があの噂の少年探偵団らしい。

6年生にまで噂が届いていたことを伝えると喜んでいた。

よくわからないけど通信機？も持っていて、なんと発信機の機能まであるらしい。

作ったのはこのおじいさん。
阿笠博士と言うらしい。
凄すぎる。

実演してくれたんだけど、何故か通信が繋がらなくて少年探偵団は残念そうだった。
阿笠博士が修理すると言っていたけど。


恐らくこれは僕のせいだな、と思いつつ僕も残念そうな顔をしておいた。
申し訳ない。



｢この子、英語しか喋れないの？私たちの言葉は、分かってるみたいだけど｣

と梓さん。

｢そうなの！｣

｢日本語は分かるんですが、話せないそうですよ｣

円谷くんが説明してくれた。

｢へぇ、珍しいですね｣

あ、この声は安室さん。

｢お待ちどうさま、ハムサンドです｣

目の前にコト、と置かれた皿を見るととても美味しそうなサンドウィッチが。

お礼を言おうとして安室さん目指して上を向くけれど、その安室さんを見て驚いてしまった。

｢oh...｣

｢どうかしましたか？｣



ああ、似てる。

金色の髪に、青い瞳。
顔も肌の色も全く違うけれど、似ている。




僕もこんな色をしていた。

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