【ふしだら】K＆A ページ6
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『きっくーん？』
返事はなし
きっくんは大きな布団をすっぽり被って寝ていた
ベッドサイドに座ってその肩を叩くと
「ん〜？」と
なんとも眠たそうな声で返事をした
『今日は買い物行くんでしょ？』
「…んぅ〜」
『だから起きて、きっくん』
「あしたにしよぉ〜」
そう言うときっくんは布団を腕で上げ
自分の隣をぽんぽんと叩いた
『…寝ないからね』
「寒いよ〜早くして〜」
駄々をこねる子供のような言い方をするので
母性がくすぐられ、結局負けてしまった
『少しだけだからね〜？』
うん！と元気よく返事するきっくんは
ふにゃりとした笑顔で笑っていた
「A〜」
きっくんは私の胸に顔をすり寄せる
それがたまらなく愛おしくて
その頭ごとぎゅっと抱き締めた
その時、胸に開放感を感じた
『きっくん？』
きっくんの方を見ると、眠そうな瞳は消え失せ
獲物を狩る獣のような瞳が見えた
「ごめん、シたくなっちゃった」
私に触る手つきは変わり
身体に触れるか触れないか、ラインをなぞるように触れる
『ッ……きっくん！』
「だってAが誘うから」
体温が高くなっていくのを感じる
私はこうなった彼に抗うことが出来ない
「面白そうなことしてんな」
背後から声がしたと思うと
その声の主はベッドへと入ってきた
後ろを向くと絡むようなキスをされる
コーヒーの苦い味が思考を惑わせていく
『あろまっ…？』
「朝からスケベな格好しやがって」
「俺も混ぜてくれよ」
その声に身体中に刻まれた赤い跡が疼く
「え〜？」
「美味しいもんは分けおうぜ、きっくん」
あろまは私の下半身に手を伸ばすと
赤い下着をするりと脱がせた
私の弱い所を知り尽くした彼らが
昨晩の熱を思い出させるように私をいじめる
冷たく静かだった部屋に熱い吐息が響く
私はどうやってもこの2人から逃れられないらしい
そして私も、この2人を手放す気は無い
何も考えられなくなるくらい
私の頭をとろけさせて
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
感謝企画第4弾、ななみんさんリクエスト『夢主ちゃんがあろま先生ときっくんに取り合いされちゃうピンクなお話』でした！
…取り合いしてませんねコレ！！今更気付いてしまった…！分け合ってる！ピンクにばかり目がいって…！ご期待に添えずごめんなさい！必ずリベンジ致しますので、その時をお待ち下さい！！
あと随時リクエスト募集することにしました！お待ちしております！！
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はっさく(プロフ) - 魅夢さん» 魅夢さん！ありがとうございます！もう終わらない気がしてきました！でもきちんと終わらせますので、更新はゆっくりお待ちください笑 (2020年2月16日 1時) (
レス) id: 85b98bbbbb (このIDを非表示/違反報告)
はっさく(プロフ) - せくやさん» せくやさん！素敵なコメントありがとうございます！私の拙い文章力で良ければ…！(笑)ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年2月16日 1時) (レス) id: 85b98bbbbb (このIDを非表示/違反報告)
魅夢(プロフ) - 【満艦飾とファンファーレ】すごく好きです！続き楽しみに待ってます！ (2020年2月14日 15時) (レス) id: 42b3633d53 (このIDを非表示/違反報告)
せくや - はっさくさんの作品、とても素敵で一気に読みました！素晴らしい表現力だと思います。私にも、分けてほしいぐらいです(笑) これからも、更新頑張ってください！ (2020年2月9日 19時) (レス) id: 585d871cb4 (このIDを非表示/違反報告)
はっさく(プロフ) - Naoさん» 笑ってる方ですかね？(笑)DM送らせて頂きました！ (2019年8月4日 20時) (レス) id: 85b98bbbbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はっさく | 作成日時：2018年9月28日 1時
