【潜熱】E ページ29
『えおえおくん…大丈夫？』
店の前にあるベンチにとりあえず座る
暗くて表情がよく見えない
「ん」
そう言うとえおえおくんは
私にもたれかかってきた
(あわわわわわわわわ)
突然のことに気が動転する
えおえおくんが付けている香水の匂いが香って
肩越しに体温を感じて…
心臓が一気にうるさくなるのを感じた
(なんかすごい…わたし童貞みたい！)
こーゆー雰囲気に慣れてないのがバレないといいな…
彼のふわふわとした髪が頬にあたる
(猫みたいで可愛い…)
私は思わずその頭を撫でてしまった
『あっ…ごめん！』
急いで手をどける
すると、えおえおくんは低い声で
「もっと触って？」と言ってきた
(男性にも小悪魔っているんだなぁ)
私は『し、失礼します』と言って再び頭を撫でた
ふわふわの髪が気持ちいい
する彼は猫のように
私の手に顔を擦り付けてきた
『猫みたいだね』
私は猫を撫でるように、えおえおくんのアゴをこしょこしょと撫でた
暗闇に目が慣れてきて
えおえおくんのとろんとした瞳が見えた
「ねぇ、俺も触っていい？」
彼は私がしたように顎を撫でた
笑顔ではあったけど内心それどころじゃなかった
手は私の輪郭を辿るように、スーッと上へ上がっていく
その手は耳で止まり、彼は私の耳を焦らすように触り始めた
私は耳が弱いため、彼に触れられて反応してしまう
『え…えおえおくんっ？』
「ふふ、耳弱いんだ」
『ちょ…んッ…えおえ…おくん！』
彼の手を掴んで止める
…これ以上は私の中の童貞が死んでしまうような気がして
−−−−−−−−−−−−−−−
雲行きが怪しくなってきましたね
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じゃり太郎(プロフ) - 玉ねぎプリンさん» 玉ねぎプリンさん！ツンデレは私の勉強不足なので！玉ねぎプリンさんは1ミリも悪くないんです！！ごめんなさい！わざわざコメントありがとうございます〜！めちゃくちゃ励みになります(^^)続編も是非よろしくどうぞお願いします！！ (2018年9月28日 1時) (
レス) id: 85b98bbbbb (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎプリン(プロフ) - リクエストに応えて下さってありがとうございました！ニヤニヤしながら読ませて頂きました...！もうちょっと具体的にリクエストすれば良かったですね...ごめんなさい。 他の方のリクエストも好きなので、楽しみに待っています！ (2018年9月21日 20時) (レス) id: c1eca33c33 (このIDを非表示/違反報告)
ななみん(プロフ) - はじめまして、いつも楽しく読ませて頂いております。あろまときっくんから取り合いされるような、ピンクなお話が読みたいです…！ (2018年9月6日 5時) (レス) id: 366eb7b991 (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎプリン(プロフ) - 初めまして。コメント失礼します。題名も内容もセンスが良いなと思いながら読ませていただいていました。ツンデレなFBさんのお話を書いていただけますか...？ (2018年9月5日 16時) (レス) id: c1eca33c33 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 初めましてじゃり太郎さんの大ファンです じゃり太郎さんの書く夢主ちゃんとえおさんのちょっと切ないお話が読みたいなぁと思いせっかくの機会を逃すわけには…！とコメントさせていただきました (2018年9月5日 13時) (レス) id: 6007ba2c5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はっさく | 作成日時：2018年6月10日 0時
