ゴースト ページ47
重そうな扉がパッと開いて、エメラルド色のローブを着た背の高い黒髪の魔女が現れた。
とても厳格な顔をしている彼女に、ハリーは肝を冷やした。
Aは相変わらず全く顔色を変えず、彼女を見据えていた。
「マクゴナガル教授、イッチ年生の皆さんです」
ハグリッドが報告した。
「ご苦労様、ハグリッド。
ここからは私が預かりましょう」
一瞬彼女と目が合った気がしたが気のせいだろう･･･
マクゴナガル先生は扉を大きく開けた。
玄関ホールはとても大きく、ダーズリーの家がまるまる入りそうなほど広かった。
石壁が、グリンゴッツを同じような松明の炎に照らされ、天井は何処まで続くか分からないほど高い
壮大な大理石の階段が正面から上へと続いてる。
マクゴナガル先生について生徒達は石畳のホールを横切った。
入り口の右手の方から、何百人ものざわめきが聞こえた。
学校中がもうそこに集まってるに違いない＿
しかし、マクゴナガル先生はホールの脇にある小さな空き部屋に一年生を案内した。
生徒達は窮屈な部屋に詰められ、不安そうにキョロキョロしながた互いに寄り添って立っていた。
勿論ハリーもその一人なのだが、Aの腕の中に引き寄せられ少しは安心を感じていた。
「ホグワーツ入学おめでとう」
ハリーの頭の上に顎を置いていたAが目を開き、マクゴナガル先生の話に耳を傾ける。
話す内容は組み分けの話で、Aはすぐに目を閉じたがハリーはAを押しどけ話に熱中した。
そんな顔を横目に溜息をつき、壁に背をやる。
「まもなく前項列席の前で組み分けが始まります。
待っている間、できるだけ身なりを整えておきなさい」
「いったいどうやって寮を決めるんだろう？」
ハリーの声に目を覚ますが、その視線の先にはロンが映っていた。
一瞬眉間に皺を寄せたが、すぐに目を閉じる。
「お嬢さん話に入らないのですかな？」
『？』
ソッと目を開くと、薄く透けた人が目の前に居た。
『･･･』
機嫌が悪そうにソレを睨む。
他の生徒は悲鳴を上げる。
壁からはドンドンと透けた人が入ってきていた。
「A！！」
ハリーに引っ張られそれから離される。
『･･･ゴースト』
ボソッとAは呟き、ハリーの腕にすっぽりとはまった。
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ROI - 間違えてますかね(..;)間違えてたらすみません。私映画ではなく本を頼りに話を進めております。映画と少し内容が違う所があるかと… (2018年3月30日 2時) (
レス) id: 28f134f02b (このIDを非表示/違反報告)
庵 - リリーはペチュの姉だったはずやない？ (2018年2月6日 0時) (レス) id: 781a67beb0 (このIDを非表示/違反報告)
クーロ - 名前変えました。また更新始めようと思います！！皆さんのコメントが私の力になってます(^O^) (2016年10月31日 17時) (レス) id: 4eaf9b6dd8 (このIDを非表示/違反報告)
0vp07346pj245f(プロフ) - 面白かったです。続きなるべく早めにお願いします。 (2016年10月30日 19時) (レス) id: bbd1cd5dd2 (このIDを非表示/違反報告)
0vp07346pj245f(プロフ) - 早く更新してください。楽しみで仕方ない。 (2016年10月26日 16時) (レス) id: bbd1cd5dd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ROI | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2016年6月4日 22時
