大きな二つの目 ページ5
「＿＿ぇ
ねぇ＿A」
『ん？』
ハリーの声がして目を覚ます。
「ついたよ
起きれる？」
ハリーは優しい笑顔で聞いてきた
『うん』
体を起こしシートベルトを取る、車の外に出るとおじさんとおばさんとダドリーが早くというように睨まれた。
三人は仲むつましく手を繋ぎながら前を歩いた。
私は髪を手ぐしで直す。
髪を直した頃、手を下に下げるとチョンとハリーの小指が当たった。
『？』
疑問を抱いてハリーを見ると
「手･･繋いでいい？」
ハリーが少し頬を赤めて眉を下げて笑う
『クスッ
良いよ』
ハリーの手をガシッと掴んで歩く。
「家族ってこんななのかな？」
『家族？私達家族じゃん』
「それもそうだね」
そうは言ってるがハリーの横顔はとても寂しそうだった。
『･･･』
そんな顔を横目に動物を見て回る。
とても大きな体の像
首の長いキリン
ピンク色の羽のフラミンゴ
尻尾がモフモフのレッサーパンダ
棘があるハリネズミ
でもどれもシックリこなくて、どれも興味を引かなくて。
私は大きな欠伸をする
「楽しくない？」
ハリーが心配そうに顔を覗いてくる
『ハリーは楽しいの？』
「うん」
その顔は年齢ならではの顔で目がキラキラと光っていた
『なら私も楽しいよ』
ハリーの頭を撫でてニッコリと笑う。
するとハリーは満足そうに手の力を少し強める
こんな家族二人の団らんも全く知らないあの三人はさきさき歩いて爬虫類のドームに入っていった
緑色のトカゲ、灰色のトカゲ
カラフルな色のカメレオン
大きな口の鰐
やはり興味をそそる物はなくて足を早く進める。
すると前方からダドリーの甲高い声が聞こえてきた。
「何だろう」
ハリーは興味津々
少し足早にダドリーの方に近づくとそれはそれは大きな蛇が体を巻いて横たわっていた。
『･･･』
私は初めはボーッとその様を見ていた。
ダドリーが文句を言うだけ言って他の動物を見に行った。
ハリーと二人で蛇を見ていると、蛇は気怠そうに長い首を上げて目を開いた。
『ッ･･･』
その大きな二つの目はあの人を連想させた。
私は初めて動物に気が引かれた。
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ROI - 間違えてますかね(..;)間違えてたらすみません。私映画ではなく本を頼りに話を進めております。映画と少し内容が違う所があるかと… (2018年3月30日 2時) (
レス) id: 28f134f02b (このIDを非表示/違反報告)
庵 - リリーはペチュの姉だったはずやない？ (2018年2月6日 0時) (レス) id: 781a67beb0 (このIDを非表示/違反報告)
クーロ - 名前変えました。また更新始めようと思います！！皆さんのコメントが私の力になってます(^O^) (2016年10月31日 17時) (レス) id: 4eaf9b6dd8 (このIDを非表示/違反報告)
0vp07346pj245f(プロフ) - 面白かったです。続きなるべく早めにお願いします。 (2016年10月30日 19時) (レス) id: bbd1cd5dd2 (このIDを非表示/違反報告)
0vp07346pj245f(プロフ) - 早く更新してください。楽しみで仕方ない。 (2016年10月26日 16時) (レス) id: bbd1cd5dd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ROI | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2016年6月4日 22時
