ロン ページ38
そっくりな男の人が来て、荷物をあげてくれた。
「マジでかわいい！」
「だろだろ？」
『･･･』
手伝ってくれたのはありがたいが、今となればもう五月蠅いとしか感じない。
「名前何て言うの？」
「お前！！
ずるいぞ！
彼氏いる？」
･･･
グイッと肩が引っ張られ、ハリーの背の後ろに隠される。
「手伝ってくれてありがとう
本当に感謝するよ」
汗を手で拭いながら、感謝を表すハリー
ハリーのオデコを見た瞬間２人は固まった。
「それ、なんだい？」
ハリーのオデコの傷跡を指さして言う。
「君達」
「「ハリー･ポッターかい！？
じゃぁ君がA・ポッター！！？」」
２人が声を揃えて言う。
「うんそうだよ」
ハリーがもう慣れたかのように言う。
Aは本を読みたいななどと考えていた。
「フレッド？ジョージ？
何処に居るの？」
「ママ、行くよ」
２人はもう一度ハリーとAを見ると、列車から飛び降りた。
『･･･本当にうるさい』
「A･･･」
コンパートメントを向かい合わせに座った二人
Aは本を開き、続きを読み出した。
ズルッ
本を捲ったとき、ハリーの方で服の擦り合う音が聞こえた。
『何してるの？』
ハリーが窓から見えないように背を低くしているのが見て取れる。
「別に」
ハリーはそう答えた。
まぁ大丈夫ならいっかと本に目を移した。
ピーッと笛の音が響く。
ペラッとページを捲ったのとほぼ同時だった。
ガラッと戸の開く音が小さな空間に響いた。
Aは目を向けることはなく、読み続ける。
それはハリーに任せたとの意で、もしハリーに害をなすような物だった場合
彼女も牙をむくだろう･･･
「ここ空いてる？」
ハリーの横を見て言う。
「他は何処もいっぱいなんだ」
ハリーはチラッとAに目を向けたが、全く興味を示してなかった。
ハァっと溜息をつき、どうぞっと己の隣を進める。
男の子が席に着いた時、またガラッと音が響く。
「おい、ロン」
「なあ。俺達真ん中の車両あたりまで行くぜ･･･
リー・ジョーダンがでっかいタランチュラ持ってるんだ」
「分かった」
「A、ハリー」
名前を呼ばれたので、渋々顔を上げる。
「相変わらずかわいい！！」
Aはスッと目を細めた。
「そんな顔すんなよ
自己紹介してないよな？
僕たちフレッドとジョージ・ウィーズリーだ。
こいつは弟のロン
じゃ、またあとでな」
それを聞いてAは本に目を移した
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ROI - 間違えてますかね(..;)間違えてたらすみません。私映画ではなく本を頼りに話を進めております。映画と少し内容が違う所があるかと… (2018年3月30日 2時) (
レス) id: 28f134f02b (このIDを非表示/違反報告)
庵 - リリーはペチュの姉だったはずやない？ (2018年2月6日 0時) (レス) id: 781a67beb0 (このIDを非表示/違反報告)
クーロ - 名前変えました。また更新始めようと思います！！皆さんのコメントが私の力になってます(^O^) (2016年10月31日 17時) (レス) id: 4eaf9b6dd8 (このIDを非表示/違反報告)
0vp07346pj245f(プロフ) - 面白かったです。続きなるべく早めにお願いします。 (2016年10月30日 19時) (レス) id: bbd1cd5dd2 (このIDを非表示/違反報告)
0vp07346pj245f(プロフ) - 早く更新してください。楽しみで仕方ない。 (2016年10月26日 16時) (レス) id: bbd1cd5dd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ROI | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2016年6月4日 22時
