笑顔 ページ17
大男は、チリチリに縮んだポテトチップスの開き袋が転がってるだけの、火の気のない暖炉に目をやると、フンと鼻を鳴らしながら、暖炉に覆い被さるようにして何やら始めた。
次の瞬間、大男が身を引くと、暖炉にはゴウゴウと火が起っていた。
次に大男はソファにドカッと座り直し、ポケットから次々と色々な物を出した
銅のヤカン、ひしゃげたソーセージ一袋、火掻き棒、ティーポット、口のかけたマグカップ数個
琥珀色の液体が入った瓶
その液体を一杯ひっかけてから、大男はお茶の準備を始めた。
やがて、ソーセージがジュージュー焼ける音と匂いで小屋中がいっぱいになった。
少し焦げめのついたソーセージが６本、焼き串から外されたとき、ダドリーがそわそわし始めたので、おじさんが一喝した
「ダドリー、この男のくれるものに、一切触ってはいかん」
大男はそれを聞いて笑った
「おまえのデブチン息子はこれ以上太らんでいい。
ダーズリーのとっつあん、余計な心配だ」
男はソーセージをハリーに渡した
「ほれA
来い」
そして今度は数メートル離れてるAに声をかけたが
『いらない』
そう答えて終った
「･･･」
あの子は子供の頃からミルクすら飲まんかったからな
溜息をついてハリーを横目で見ると、ハグハグともの凄い勢いでソーセージに食らいついていた
スッとAに目を向けると＿＿
『(フッ)』
Aの口角が上がりその視線の先にはハリーが居た
「！」
今まで笑った顔、泣いた顔
あの事件以降一切顔が変わらなかったのに、初めて見れた笑顔にハグリッドの口角も上がった
「あの、僕まだあなたが分からないんですけど」
ハリーがソーセジを食べ終えてハグリッドを見上げた
大男はガブリと紅茶を飲んで、手の甲で口を拭った
「ハグリッドって呼んでくれ。皆そう呼ぶんだ
さっき言ったように、ホグワーツの万人だ
ホグワーツの事は勿論知っとろうな？」
「あの･･いいえ」
ハグリッドはショックを受けた顔をした
それを見て
「ごめんなさい」
ハリーは謝った
「ごめんなさいだと？」
吠えるような大声を出したハグリッド
それに反応したAはハリーの前に立った
「あ･･すまん」
ギロリとAに睨まれ反射的に謝ったハグリッド
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ROI - 間違えてますかね(..;)間違えてたらすみません。私映画ではなく本を頼りに話を進めております。映画と少し内容が違う所があるかと… (2018年3月30日 2時) (
レス) id: 28f134f02b (このIDを非表示/違反報告)
庵 - リリーはペチュの姉だったはずやない？ (2018年2月6日 0時) (レス) id: 781a67beb0 (このIDを非表示/違反報告)
クーロ - 名前変えました。また更新始めようと思います！！皆さんのコメントが私の力になってます(^O^) (2016年10月31日 17時) (レス) id: 4eaf9b6dd8 (このIDを非表示/違反報告)
0vp07346pj245f(プロフ) - 面白かったです。続きなるべく早めにお願いします。 (2016年10月30日 19時) (レス) id: bbd1cd5dd2 (このIDを非表示/違反報告)
0vp07346pj245f(プロフ) - 早く更新してください。楽しみで仕方ない。 (2016年10月26日 16時) (レス) id: bbd1cd5dd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ROI | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2016年6月4日 22時
