너 예쁘다 !! Ⅲ (ページ6)

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ダンスの練習も順調に進み、発表まで2週間をきった

ちょっと変更したいところが出来たのでジョンハンさんに相談しようと周りを見渡す

だいたいいつも1人で壁際にいるからすぐ見つかる

今日も暗い顔してる。元々大人しい人だったけど最近は特に表情が暗い。なんかずっと考えて込んでる感じだった

ダンスは苦手でも歌は得意って本人が言っていた通り、歌はすごく上手だった。甘い声に優しい歌い方

いつか私が作った歌を歌って欲しいと思った。

「ジョンハンさん、ダンスのフリのことで相談なんですけど」

JH「え、あ、はい」

2回目の声掛けで気がついたジョンハンさんは私に話しかけられてびっくりした表情をしていた

こんな顔をした練習生を前にも見たことがある。すぐ辞めてしまったけど

辞めたい、しんどい、辛い、楽になりたい。そんな顔をしている

「〜〜って感じにしたらより曲を生かせると思うんですけど」

JH「……いいと思います、すごく」

すごく上の空って感じ。これはかなりメンタルやられてるなと思い、思わず話してしまった。

私がジョンハンさんの隣に立ちたい理由。辞めないで欲しい、一緒にデビューしたいって

言うつもりなかったけど…ちょっと図々しかったかなと思いちらっと顔を見ると今にも泣きそうな、だけど嬉しそうな顔をしていて安心した

「敬語やめませんか？私の方が年下なので」

JH「分かった。じゃあA？」

「ネ、オッパ」

何気なくしたこの会話。ここから私たちの関係は一変し、ジョンハンさん二重人格説が浮上することとなる。

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