嫉妬じゃないし ページ28
WZ side
「お腹空いた」
WZ「飯食ってこい」
「喉乾いた」
WZ「そこに水あるぞ」
「眠い」
WZ「1回休んで寝ろよ」
「……」
WZ「おいそこで寝るな。顔に跡つくぞ」
とうとう机に突っ伏したA
宇宙工場で作業をして丸1日。徹夜で作業をしていてそろそろ限界が…と思っていると先に限界を迎えたらしいA
空腹に睡魔に疲れが重なりかなり限界を迎えているAはいつも以上にふわふわしている
「あれ、あんなところに虎がいる」
WZ「……いないじゃん」
「ホランへ〜 ఇ◝‿◜ఇ」
WZ「…まじで1回寝てこいよ」
「いや、限界だからこそ湧いてくるインスピレーションがあるかもしれないじゃん」
インスピレーション来い来いこ〜いと両手を上にあげ謎のポーズをとるA。そしてそのまま立ち上がりベッドに一直線
「1時間寝る」
WZ「おーん」
「隣空いてるよ〜」
WZ「寝言は寝て言え」
そのあともなんで来ないの？ケチ野郎だなとかぶつぶつ言っていたが気がつけば眠っていた
WZ「……よし」
寝ていることを一応確認してから寝顔の写真を撮る
そしてフォルダに写真を保存してすぐに作業に戻る
まじでバレたら終わるけど、A専用のフォルダがあるのは俺だけじゃないからな
再び作業をしようとした瞬間、バンッ！！と作業室のドアが開いた
HS「あ、やべっ。ねえAいる？」
WZ「ん」(ベッドを指さす)
HS「おいA〜〜！寝てんなよ〜！俺と買い物行くって約束したじゃんか〜！！」
WZ「さっき寝たところだから」
HS「おいA〜…なあ俺との約束は？(小声)」
大声で叫びながら駆け足でベッドに向かうので注意をすれば小声になるホシ。
いや、小声にすればいいってことじゃなくて起こすなよってことなんだけど
HS「目の隈すごいけどもしかして徹夜で作業してたの？」
WZ「おう。Aが先に限界迎えて今寝たところ」
HS「お前は？とっくに限界来てるだろ？」
WZ「これ終わったらすぐ寝る」
ふ〜んと適当な返事をしながらAが眠るベッドに入るホシ。
シングルベッドに2人は正直きついけどAは華奢だしホシもミンギュ程ごつくないから大丈夫だろう。
HS「お前も来る？」
WZ「行くわけないだろ」
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作者名：ホン | 作成日時：2023年2月12日 2時
