너 예쁘다 !! Ⅲ (ページ18)

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ハグしましょうページ18

JS side

気のせいかもしれないけど、最近Aの元気がないような気がする。

Aはプロだから顔に出すような子じゃないのにCaratが気づいちゃうくらいには疲れてみえる

TwitterやweverseでもAを心配する声がたくさんあった

そりゃこれだけのハードスケジュールで寝る時間ある？って感じの生活をずっと続けていればしんどいに決まってる

本人は「私は大丈夫だよ。心配かけてごめんねCarat」と言っていたけど、僕から見る限り全く大丈夫じゃない。

Caratに心配かけまいと言った言葉だろうけど親友の僕は騙せないよ

何年の付き合いだと思ってるんだ

Aに会いに部屋へ向かう

さっき部屋にいるよって言ってたからまだ寝てはないだろう

JS「A、入るよ？」

「ノックしながらドア開けないでよ。もし着替えてたらどうすんの？」

JS「僕たちの仲でしょ？大丈夫」

「何も大丈夫じゃないよ」

いつも通りの会話。いつも通りのノリ。

JS「なんかあった？」

「別になにもないよ」

JS「僕に嘘つくの？」

「嘘ついてないよ」

JS「僕の目見て言える？」

「………はぁ、」

ため息をついてベットに寝転がるA。

それに続いて僕も隣りに寝転がる

何かあったんだろうけど無理やり聞くつもりは全くない。

言いたくなったらいつでも聞くし言いたくないならそれでいい

Aは昔から色々1人で溜め込む癖があるから誰かが気づいてあげなきゃいつか爆発してしまう

「この子は1人でなんでも抱え込んじゃう癖があるから、その時は手を差し伸べてあげてほしい。Aがこんなに楽しそうに笑ってるのは初めてなの。よっぽどあなた達が大切で大好きなのね」

これは僕らがデビューする時にAのお母さんに言われた言葉だ

何も話さないまま時間だけが過ぎていく

「……なんかさ、疲れちゃって」

JS「うん」

「別になんか言われたとか酷いことされたとかじゃないんだよ」

JS「うん」

「みんなといる時は凄く幸せだし楽しいし、ダンスも歌も練習はしんどい時もあるけどみんながいるから乗り越えられるし」

JS「そうだね」

「なんかなぁ……なんて言えばいいかわかんないんだよね」

そう言ってAは腕で顔を隠した。

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