【名探偵コナン×ルパン三世】明らかに危険な人たちに惚れられたJKの話

７話　再会とその後 ページ8

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『えー、と。コナ』

安室「お待たせしました」

コナン「！」



安室さんテメー、客の言葉遮るのは店員としてどうなんですか。

…気を落ち着かせ、目の前に置かれたスープと向き合う。



『ごめんコナン、とりまスープ飲むわ。気楽にいこうや』

コナン「……うん」



プク、とほおを少しだけ膨らますコナン

はぁ…どこまであざといんだ、最近の小学生は？



『…美味い。』

蘭「でしょっ！」

『お洒落なスープだよね、コレ！』



スプーンで掬い、何度も口に含む。

…クセになるな、この味。



『…あれ。もうなくなっちゃった』

コナン「A姉ちゃん、食べるの早！」

『はは、自分でも気付かなかったわ』

コナン「ドジだなぁ」

『ドジかこれは？』



クスクスとコナンが笑う。



安室「…すみませんお客様、お名前は？」

『あー…と。紫咲Aです』

安室「…紫咲さん。貴女の付き人って、今…」



−カランカラン



安室「あ、いらっしゃいま＿＿！」

「お嬢様、迎えに上がりました…ッ、！」

『あ。』



…タイミングというものくらい考えろください、神様や。



『迎えありがとー執事。じゃあ帰ろっ、』

「待て」

『…ウィッス』



執事が黒い声を出してる時は、むやみに反抗しないほうが身のためだ。



「…久しぶりだな、降谷」

安室「…降谷？僕は安室ですよ、人違いでは？」

『あーばばばばばばば！！！』



あれ、なんで私大声出したんだろ。

ほらみんな変な目で見てるじゃーん？雰囲気ぶち壊しやーん。



「…？何してるんですか、帰りますよ」

『あっえ？』

「申し訳ない、安室さん。私の勘違いでした。」

安室「いえいえ…またのご来店、お待ちしてますね」



ニコッと口角を上げた安室さんには、どこか悪意があるように感じた。

…そう思ったの、私だけかもしれないけど。

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