【名探偵コナン×ルパン三世】明らかに危険な人たちに惚れられたJKの話

４話　有言実行 ページ5

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−ガチャ



蘭「ただいまー！」

『おっ邪魔しまーす！！』

小五郎「おぉ、おかえり…て、Aちゃん！？」



読んでいた新聞を置き、社長席から立ち上がるおじさん。

タバコの煙ったい匂い。相変わらずだ。



『お久しぶりです、おじさん！Aです！』

小五郎「見ないうちに大きくなったな〜…！まぁ、座ってくれ！」

蘭「今、コナン君呼んでくるね！」



ソファーに鞄を置き、蘭は部屋に入って行った。



『おじさん、来週の土曜暇？』

小五郎「特に予定はねーが…どうした？」

『実は園子に誘われて、美術館に行く事になったの。おじさんもどうかなって』

小五郎「お、良いのか？じゃあお言葉に甘えて！」



−ガチャ



コナン「A姉ちゃん！」

『お、コナン』



部屋から出てきたコナンと蘭。と思えば、いきなりコナンに抱きつかれた。

おいおい、最近の小学生はこんな大胆なスキンシップをするんだな。



『なんだなんだ、初対面の人に抱きつくのかコナンは？』

コナン「やだな、朝に会ったじゃん」

『それもそうだった』

小五郎「すっかり仲良しじゃねーか」



私にハグするコナン。それをおじさん、蘭は微笑ましそうに見る。



『…にしてもお腹空いたな』

蘭「そう？あ、じゃあ下の《ポアロ》行こうよ！」



ポアロ…あぁ、階段を上る時に見かけたあのお店か。



コナン「駄目！」

蘭「…え？」

『コナン？』



「あ、」とコナンが引きつった顔で声を漏らした。

そういや、一瞬だけど焦ったような。



コナン「あ、と、ご飯なら蘭姉ちゃんが作ったものでも良いんじゃ？」

『すまないコナン、私はポアロに行く事を決めた！蘭！先行ってるぞーい！』

蘭「な、ちょっとA！？」

コナン「A姉ちゃん！待って！」



バタン！とドアを閉めて階段を下りた。



コナン「A姉ちゃん…！」

蘭「お父さん！私たちも行こ！」

小五郎「あー？ったく、しょうがねーな！」



−バタンッ

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