検索窓
今日:5 hit、昨日:11 hit、合計:45,649 hit

2話 月下の奇術師 ページ3

.



無事に帝丹高校に辿り着き、現在お昼休み。

蘭と園子は私の机に集まり、《紅恋美術館》の予定を決めていた。



『来週の土曜ねー楽しみだな』

園子「私の楽しみはそこじゃないのよ!」

『?…あー、もしかして』



怪盗キッド。

今、世間を騒がす大怪盗だって。



園子「この写真を見なさい!」



バッと私の目の前にスマホが飛び出す。



『シルクハット長くね?』←

蘭「えっそこ?」

園子「すべてがカッコ良いのよ、キッド様はっ」



うーむ、園子の好みはさっぱり分からないわ。

てゆーか、園子って彼氏いなかったっけ。あれ、忘れた



『美術館混むと思うし、ホテルで一泊してから行かない?』

園子「ホテル!良いわね、3人で泊まりましょ!」

蘭「えっでも私、お金が…」

『おいおい蘭?後ろには鈴木財閥と紫咲家がついてるんだぞ?』



蘭の右肩にポンと手を置く。



園子「ホテル代くらい出してあげるわよ!Aが!」

『私かよ!?』

蘭「あっ、ねぇ!コナン君とお父さんも誘って良い?」

『おじさんと…あぁ、さっきの』



江戸川コナン…小学生だから、警戒する事はないよね。



園子「ガキんちょも〜?」

『良いよ、蘭!お金の事は私にお任せ!』

蘭「ありがとうA…!」

『その代わり…今日、蘭の家行っていい!?』

蘭「勿論!」

園子「それじゃ、午前8時に私が蘭とAを迎えに行くわね!」

『あぁそうだ、園子。気になったんだけど』



頭に「?」を浮かべ、園子は私の顔を見る。



『キッドって、今回紅恋美術館(そこ)で何を盗むの?』

園子「えっ。えーと、確かね…予告状には」



ススス、と園子の指がスマホを動かした。

隣から画面を覗き込む。



園子「深海のお姫様(ディープシープリンセス)…」

蘭「それって確か、6年前に佐賀杉教授が見つけた宝石だよね」

『へぇー!綺麗な青色だな…』

園子「結構な価値みたいで、警備も厳重体制らしいわよ」

『警察も大変だねー…』



話していると予鈴が鳴り、パタパタと廊下が足音で騒ぎ出す。



園子「じゃあ、帰りも一緒よ!また後で!」

蘭「お父さんとコナン君に、Aが来ること伝えとくね!」

『おー、頼むわ!』



蘭と園子が席に戻ったすぐあと、教室に本鈴が鳴った。

3話 お迎え→←1話 いつも通り?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (77 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
208人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

レイ - とても良いと思います (自分はルパン落ちがいいですがね) (2020年4月25日 22時) (レス) id: 207d3f04ef (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - 義母ファッキュウ(^ω^) (2020年3月11日 18時) (レス) id: 1f2db930a1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 義母許さぬ( ・∇・) (2019年12月13日 17時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 零さん» ほんとだよ蘭ちゃん天使…。蘭ちゃんの可愛さ表現できてよかった! (2019年8月3日 7時) (レス) id: c26738024d (このIDを非表示/違反報告)
- 「えへ」って蘭姉ちゃんかわい (2019年8月2日 20時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Ramu24 | 作成日時:2019年7月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。