嫉妬じゃ足りない ページ21
.
「なァ、A…」
「ねぇナミー！次行く島ってどの辺？」
地図を持って、ナミに問いかける。
「え？…あぁ、……この辺よ。」
「ありがとう！」
「………。」
おぉ、見事に拗ねてるな。ほっぺあんなに膨らませて…わかりやすっ。
…さて、本題。今日の実験は、少しばかり危険なものとされる。
「良いのよ。…さっきルフィがAを呼んでたけど、大丈夫なの？」
「わかりやすく嫉妬してるけど、」とナミは私に耳打ちをした。
「あぁ、大丈夫。これは実験だから！」
私もナミに耳打ちで返すと、察したか「やれやれ」という顔をして、
「あまりやりすぎないでよ？」
と言った。…あ、心配してくれてるんだ。
「だいじょーぶ！ありがとね、じゃ！」
私は地図を片手に、自室へと戻った。
−バタンッ
ベッドに思いっきりダイブして、満面の笑みを浮かべる。
「…っあー！やっぱルフィさんはわかりやすいから良いな」
…説明しよう！今回の実験のお題は、「嫉妬」！！
ターゲット４人をあの手この手で嫉妬させようというわけだ！
「まぁでも、してくれるわけないなー…別に恋人じゃないし…」
−ドンドンッ
「はーい？」
上半身を起こし、返事をする。
「A！聞いてくれ！」
「ルフィさん？」
来た来た来た！私の練りに練った作戦を実行する時が…！
ルフィさんは部屋に入ると、私の隣に腰かけた。
「どうしたの？」
「…さっき、ナミとなにコソコソしてたんだ？」
「…なんで？」
「なんか…心臓あたりがギューってしてよ、ちょっとだけ痛ェ」
「…ルフィさん、それ、嫉妬じゃない？」
「しっと…？なんだそりゃ？」
「きっと、私とナミが話してるのを見て、私にヤキモチ妬いたんだよ」
ナミの方が私より断然美人だし、ルフィさんはきっとナミが好きなんだ。
私が勝手に納得していると、ルフィさんが口を開いた。
「ヤキモチ…？俺はAが好きだぞ？ナミにヤキモチ妬いたんだな俺！」
「…へぇっ？」
「ニシシ！嫉妬か。教えてくれてありがとな！」
「ちょ、ルフィさん、待っ」
「返事考えといてくれー！」
−バタンッ！
「…え''ぇぇえ！？」
《 WIN・ルフィ 》
．．．．．
( 純粋って怖。 )
( つい言っちまった…！！ )
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 221人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こころ(プロフ) - 続き楽しみにしてます 夢主とルフィの絡むところが好きです 更新頑張ってください (2020年5月22日 8時) (
レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
零@歌い手色のツク民達 - Ramu24さん» ネッ友だなんてうへへ←お久しぶりだけど相変わらず最高！ワンピは何しても面白くなってしまう← (2020年4月6日 10時) (レス) id: ad7e14349a (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 月花さん» それと仰る通り、私Ramu24と零はネッ友です！ (2020年4月1日 19時) (レス) id: 0496850943 (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 月花さん» コメありがとうございます！そこに触れたらいけませぬよ(ニコリ) (2020年4月1日 19時) (レス) id: 0496850943 (このIDを非表示/違反報告)
月花 - ウソップにちゅーされたら鼻が刺さるんじゃ…← (2020年4月1日 13時) (レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ramu24 | 作成日時：2019年6月15日 18時
