おまじない【CS】 (ページ45)

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≪都市伝説に対する思い≫

不思議だな〜と思っている。
そもそも、噂となっていた都市伝説が自分たちに見えるような形になっていること自体がおかしい。それは特別な事情があると片付けられたとしても、自分の家にある書庫には都市伝説に関する記述があまりにも少なかったので、端的に言えば「興味の対象」となっている。

噂さえ残れば実質不死身のような都市伝説たちがわざわざ人間たちに手を貸すようになったきっかけについて知りたいと思っている。本人たちに聞いても曖昧な返答が返ってくるだろうし、何より、「聞く」ということは澪プライドが許さない。いつか必ずと思い今日も書庫を漁っている。

都市伝説が都市伝説している時のことも非常に興味がある。「普段は戦っているけれど、実際どんな感じの噂なんだろうなぁ」ぐらいのフラットな感じ。それに関しては興味が湧けばいくらでも調べることが可能なため、そこまで執着している問題ではない。

他人の依代が壊れて、都市伝説が消えていくところを見たことがないため、少し見たいとは思っている。澪の中で都市伝説は「概念的存在」として扱っているため、どんな風にして死に至るのかに興味がある。
澪は「記憶も噂の事実さえも消え去ってしまう」と予想している。いつか見たいとは思っているが、協力関係にある都市伝説を殺すような真似は絶対にしない。

≪契約相手に対する思い≫

「良くやってくれてるなぁ〜。疲れたりしないのかな？」ぐらいの認識
自分の都合で命をかけて戦わされていることについてどう思っているのかをいつかは聞きたいと思っている。
めちゃめちゃに気遣うというわけではないが、一緒に戦う者としていくらか気を遣うし、コミュニケーションを取ろうとも思っている。

時々、「自分の前に契約していた人がいるのか」ということについて気になってしまう。何千年も生きているのだから、契約相手が自分だけにとどまるはずがないという思考のもと。
それを知って何になるわけでもないのだが、仕事が終わった時などに思うことがある。

また、自分の依代がミサンガであることから「もし、自然に切れちゃったらごめん」とあらかじめ言っている。
不注意で切れることはまずないが、万が一の時のために早めに謝っている。

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