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『高いホテル取って良かったなぁ』
高いホテルならリスナーと会う事も無いだろう、と思いここにしたが、やはりいい。
『…1泊15万…w笑えねぇー…』
高ぇよ。
そう思いながらもベッドにダイブする。明日は最終打ち合わせ。もうゆっくりしておこう。
…本当に、彼なのか。
彼が渡してきたチェキを少し見た。サイン、書いてないや。
『…wほんまにあん時「僕はデブスメガネのオワコン陰キャだ」って泣いてた人かぁ…？w』
チェキには、ふくよかでメガネをかけた、お世辞ともイケメンとは言えない─いわゆる陰キャっぽいと言うのか。そんな人と昔の俺が映っていた。
青い髪色の、俺。
もし、彼が飛行機で会った時俺を俺だと認識出来ているのだとしたら褒めてやろう。凄いし。普通に。
『……5年…ね。』
俺はサインとメッセージを書いたチェキを財布の中に入れてベッドに潜り込んだ。
よし、寝よう。
─翌日
『おはようございますー』
「あ！お疲れ様ですー！」
『お疲れ様っす』
現場入り、昼過ぎ1時。
最初に出会ったのは今まで話した事も見たことも無い謎の女性。あれ？
『うわ、これもしかして作ってくれたんすか？』
「あ、、はい…もし不快に思われたら撤去しますけど…」
『いや、嬉しいっす。マジで。…ありがとうございます、ほんまに』
「いえいえ、！」
にぱ、と笑う女性。うん、やっぱり。
『…貴方5年前のチェキの時居ましたよね』
「え！？よ、よく分かりますね！？」
『いや、昨日も違うチェキの人と会ったんすよw』
「それでも分かります…？」
俺は、不意に笑ってしまった。
『いや、普通に記憶に残ってたんすよw』
「私がですか？」
『そうっす。…だって、俺の昔描いたその絵タトゥーにしてるの見せてくれたじゃないすかw』
「あ…！これですか！」
『そう！それ！』
女性の腕には、形の歪な絵。これを描いたのは、俺が活動を始めて約3年半。ちょうどつべのチャンネル登録者数が3万人を突破した時だった。
『いやー…消してないんすね』
「まぁ…今も推してますし」
『え？…Twi●chの名前変えたとか？』
「はいw」
女性と歩きながらゆっくりと案内をしてもらう。
『へぇ、ここが待合室…』
「そうです」
『…あの、今のユーザー名は？』
「うぉーたーさーばー です」
『マジか』
その後、うぉーたーさーばーさん(笑)と他の方とも打ち合わせをして、その日は帰った。
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如月 - どハマりして2時間ぶっ通しでここまで読みました…最高すぎますマジで本当に大好き。ブラウザの民ですが更新心待ちにしてます。季節の変わり目なので体調にお気を付けてお過ごしください…。マジで好き… (4月23日 5時) (
レス) @page17 id: 8435ceb2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ISIDA_DER | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2024年3月28日 3時
