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「はい。おつかれさん」
『いやそれはお前な』
「また2週間後なー」
『はぁい』
手を振って高ちゃんを見送る。
『…』
早く行こう。
『…え、1人や…！』
飛行機に乗り込み、自分の座席であるH-21に座る。J●L最高。
『…♪』
楽しみだなぁ。
なんて思っているが、実際明後日から地獄が来るのはわかっている。ほぼ睡眠無しだ。朝の9時からスタートして夜の6時半までで300人？午後部終盤のリスナーが心配だわ。
「あっ、すみません、足当たっちゃって…！」
『大丈夫っすよー』
後ろから衝撃がしたと思ったらどうやら男性の足が立ち上がった際に当たってしまったらしい。
ちら、と上に置こうとした荷物を盗み見すると、俺の何年も前のグッズキーホルダーが付いていた。
『…それ、誰かのグッズですか？』
咄嗟に指をさして言ってしまった。
「…え、よく分かりますね」
『まぁ…そんな気がして』
クスクスと笑う男性。俺のリスナー。声を聞いた事も顔も見た事も無いけど、なんだか気が合いそう。
「間もなく出発致しますので、シートベルトを着用してください」
という機内アナウンスと共に2人とも座る。
会ったらびっくりするかな。この男性。あー、驚かすの楽しみだな。明後日また会おうね、名前の分からない男の人。
『着いたー…』
飛行機を降りて一言目はそれだった。うわ、都会だ。羽田空港ってすげぇ。
その時、後ろから肩を叩かれた。
「あの、！」
『え？…あぁ、後ろの人』
話しかけてきたのは、飛行機で後ろになった男性だった。
「後ろの人…wそうですw…これ、持っててください」
『え゛』
「また会える気がするんで、」
『うそぉん…』
急に彼から手渡されたのは1枚のチェキ。昔撮ったのか。俺とのツーショだ。懐かしい。昔サプライズーって言ってコラボした店舗で待機した時に来てくれた人だ。
…気が合いそうって思ったのも、これか。
［回想］
『あれ、リスナーさん？』
「！そ、そうです！」
『うわ、わっか…何歳ですか？』
「い、今…17です…」
『高2？若いね』
「ぁ、ありがとう…ございます…？」
『ええよwあ、チェキ撮る？先着5名なんやけど』
「ぜ、ぜひ！」
─「いつかもう一度会った時の為に痩せてかっこよくなってきます、！」
─『おー。そん時は褒めたるわ』
─「…あ、あと、わがままかもですけど、その時はチェキにサインもください、」
─『ええよ。待っとるわ』
『…』
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如月 - どハマりして2時間ぶっ通しでここまで読みました…最高すぎますマジで本当に大好き。ブラウザの民ですが更新心待ちにしてます。季節の変わり目なので体調にお気を付けてお過ごしください…。マジで好き… (4月23日 5時) (
レス) @page17 id: 8435ceb2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ISIDA_DER | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2024年3月28日 3時
