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─5日後
『じゃあ、修平さん。また約2週間してから会いましょう』
「ねぇ、俺も行っちゃダメ？」
『ダメです危ないんで』
「えー…」
スーツケースと共に家を出る準備をする。
『…ほんまに、あっという間なんで』
「…帰ってきたら覚悟しててよ」
『は？…まぁ、…はい』
意味深な発言をした修平さんを置いて俺は家を出た。
外は快晴。こっから東京に行きまず1泊。明日は会場の最後の下見に行く。そして、明後日が本番。その日すぐ北海道に直行して、翌日北海道にてオフイベ。そしてその日のうちに今度は愛知へ。そんで翌日愛知で本番、その翌日は福岡、鹿児島にて本番。…鹿児島でオフイベを開催するのには、1つ理由がある。
『…おねしゃーす』
「ういー」
空港までの送りは友人であり同僚の高ちゃん。
『まぁじ神』
「おうよ」
今回高ちゃんは俺の空港からマンションまでの送り迎えをしてくれる。
『ごめん、嫁さんとかおるのに』
「いいよ別に。…てか、遂に結婚したじゃねぇか。噂のイイ男とよ」
『…口を慎め』
「www」
隙さえあればいじってくる高ちゃん。別に良いけどさ。
「オフイベ頑張れよ」
『おう』
あっちで寝れるかどうか不安になりながらシートベルトを締めた。
「…てか寝てていいぞ。あんま寝れんだろあっちじゃ」
『もうほんとに好き』
「俺は好きじゃない」
『嫌いでは無いんだね？』
ニヤニヤしながら高ちゃんの顔を見る。
…うんざりした顔してるwww
「…はよ寝ろ」
『んふふふ♡』
「まじキモイ無理」
『…TT』
泣くふりをしながら高ちゃんに甘えて寝る事にした。
空港に着いたら高ちゃんにお礼金渡そう。
「あれ、起きた？」
『…目が覚めました』
「お前寝起き敬語なのほんとに何」
『癖です』
ふと目が覚めて真っ先に言われた言葉はそれだった。
そう。俺は寝起きに必ず敬語になってしまうという癖がある。しかもこれ、寝起きだと意識して直そうとしても中々なおらない。
『あとどんぐらいすか』
「だいたいあと1時間ぐらいかな。…そういえばさ」
あと1時間。どうせなら起きておこう。
『ん？』
「家出る時彼氏くん見送ってくれたん？」
『もちろん』
すごい寂しそうな声してたよ、というと、「そりゃあ一番愛してるやつが1週間も帰ってこないってなったら寂しくなるだろ」と笑われた。
『わかんないよー？本当はそんなことないのかも』
「俺結構前にお前の彼氏と遭遇した時すんごい尋問受けたぞ」
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如月 - どハマりして2時間ぶっ通しでここまで読みました…最高すぎますマジで本当に大好き。ブラウザの民ですが更新心待ちにしてます。季節の変わり目なので体調にお気を付けてお過ごしください…。マジで好き… (4月23日 5時) (
レス) @page17 id: 8435ceb2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ISIDA_DER | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2024年3月28日 3時
