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『…”二週間ちょいも何したらいい?“勉強しときなよ。一日一時間するだけでもさ』

元といえばファーム配信にしようと思っていたのに、雑談になり過ぎて結局雑談枠の配信になってしまった。

『勉強するときは問題解きまくったほうが力にはなると思うよ』

修平さんが差し入れでくれた水で喉を潤しながらコメントをただひたすらに読み上げる。残念ながら俺には話題を出すまでのコミュ力はない。

『”春休みまで勉強したくない“?んまぁ、高校とか就職とか頑張らなくていいならそれでいいんじゃないか?』

”ちく“
”ちくちく“
”ちく“

急にひどい、なんて言い出すコメント欄。

『…え?ちくちく言葉?これ。…え、ごめん』

素直に申し訳ないと思った。いや、え、だめなん?これ。
※作者が甥っ子に言ったら突っ込まれた言葉です。

『”お前時々ちくちくする時あるよな“って…w』
『意図的じゃないから。一応』

”一応“
”一応って何“
”www“

今日も散々な突っ込まれ様だ。そんなツッコミをしてくれるリスナーもまぁ好きだが。














『それじゃあ、配信終わります。』
『…”作業用で投稿よろ“?…はい。二週間の間にでもあげとくね』

配信が荒れなかったことには感謝しておこう。

『…じゃあ、次はオフイベにてお会いしましょう』

という言葉を最後に配信を切った。
オフライン という文字を見て一息ついた。なんだか疲れた。

「鉗〜」
『はい』
「配信お疲れ様」
『あ、ありがとうございます…』

配信おつかれさま、と言われるのがなんだか新鮮な気がした。今までこうやって修平さんにお疲れ様、と言われていただろうか。…ない気がする。

「寝る?」
『あー…ストグラのファームだけしようかなって思ってるんすけど』
「じゃあ俺もしよ〜」

通話繋ごうよ、なんて言ってくるが、それが他に人にバレたら一巻の終わりなんだよな。…別にいいんだけど。

『…修平さん鳩コメとかのBAN作業するんじゃなかったんすか』
「え?あー…同時進行で」
『ハイスペックすぎ』

なんて笑いながから会話して。

『五分後ぐらいでいいですか』
「うん」

去り際にしれっと頭を撫でてくれる彼がどうしようもなく大好きなのはいうまでもない。…気持ちを伝えるには時間がかかるけどね。








[石田]
またもやパソコンで編集しました。パソコンっていいっすね。職がそっち系なのもあってタイピング力は結構あります。寿司打は高級で三千円お得が最高ですが。

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如月 - どハマりして2時間ぶっ通しでここまで読みました…最高すぎますマジで本当に大好き。ブラウザの民ですが更新心待ちにしてます。季節の変わり目なので体調にお気を付けてお過ごしください…。マジで好き… (4月23日 5時) (レス) @page17 id: 8435ceb2da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ISIDA_DER | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2024年3月28日 3時

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