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「あ」
『あ』

なんとか食べ物たちを買い、どこで食おうかなと歩き回っていたら同じように徘徊しているリスナーを見つけた。

『ぽまえオフイベの一番?』
「そうです」

ぺこ、とお辞儀してくれる。良い人だ。

『…席どこ』
「ここ」
『はい隣ー!一緒行こうぜ』
「俺刺されない?w」
『そのセリフ今日のツイートに同じ反応して来たやついた』
「それ俺。田中。」

そうなの!?!?!?と驚くと、声がでかいと突っ込まれた。
えー、運命かなぁ。

「ごめん、遅れたー」
「何してんだよ」

すると、左方面から見覚えのある顔が来た。

『飛行機の人?』
「え」

間違いない。この声に少し高く見える痩せてて美形でイケメンでタレ目の彼は飛行機で会った人だ。

『「僕はデブスメガネのオワコン陰キャだ」』
「言わないでください」
『んふw…はい、チェキ。』
「え、サイン…!」

ぱ、と明るい顔をした後、しゃがみ込んでしまった。

「おい泣くなって佐藤w」
「だってぇ、」
『お前ら田中と佐藤なんや』
「そうですよw…こいつとはネットで知り合ったんです。いつかチェキにサイン書いてくれって言ったんだって4年前に聞きました。」
『…かっこよくなったな、佐藤』

静かにボロ泣きしている佐藤。人目が少ない場所で良かった。変に思われたら色々と大変だしな

「あ、俺の隣佐藤」
『俺田中の隣』
「もう運命やぁ、」

笑いながら泣いてる…w

『飯食おー』
「はーい」





『本当に泣き過ぎ』
「すみませんでした」

飯も食い終わり入場を3人で待つ。佐藤と呼ばれている彼だが、本名が佐藤なのかはわからない。田中も同様だが、彼はSNSのアカウント名が田中だからそう呼ぶことにしよう。

『…佐藤って本名なん?』
「いや全然」
『えら』

ふーん。なんて相槌を打つ。

「俺も本名じゃないっす」
『お前もかい』

田中がてへ、と効果音が付きそうなくらいな顔をしながら言った。

『…君ら本業何』
「ブラック企業の社畜です」
「運搬業しぬ」
『www』

正直、この二人を専属のモデレーターにしてみたいとは思っている。…まぁ、今日から1週間とちょっとエゴサしてこの二人が俺の話をしていなければ、の話だが。

『編集技術とかない?』
「動画ありますよ、俺ら動画編集も好きなんで」
「出来ます!」

佐藤がもしや!!!と目をキラキラさせている。

『まぁ聞いただけやけどな』
「は?粕粕粕」
『おい』
「採用待ってます」

社畜がこちらを見ている。どうしろってんだ。

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純平ナビ(プロフ) - 完結‥‼︎お疲れ様でした!とてもいい作品でした…完結したこれからも読み返させていただきます。本当にお疲れ様でした (28分前) (レス) @page31 id: 3b0614b16b (このIDを非表示/違反報告)
如月 - どハマりして2時間ぶっ通しでここまで読みました…最高すぎますマジで本当に大好き。ブラウザの民ですが更新心待ちにしてます。季節の変わり目なので体調にお気を付けてお過ごしください…。マジで好き… (4月23日 5時) (レス) @page17 id: 8435ceb2da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ISIDA_DER | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2024年3月28日 3時

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