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A@***
みんな楽しんできてね
レポート見てにやにやしときます
そうツイートして自分も現場に行く(笑)。レポート見るとか言ってるから参戦しないのかと見せかけて実際はいるんだよね。まぁリスナーさん(オフイベ来た子)たちにはバレるかもしれないけどいいだろう。
『ここまでお願いします』
「はーい」
帽子を被り、マスクをしてタクシー移動。
…ちょっと有名人みたいな気分になっちゃってる(笑)。
「貴方の声すごいAさんに似てますねぇ」
『そうですか?』
「えぇ、とてもとても」
ぎくり。
「初期の頃から見ててですよ、懐かしいですねぇ…」
『自分も知ってますよ、その人』
「おや。それはファンとしても嬉しいですね」
『そうですね』
40代ぐらいの優しい声をしたイケおじさんはそう言った。なんでも俺がAとして活動し始めて一ヶ月ほどしているときにTwitterのTLに流れて来たらしい。なんとなく配信をしている、と書いていたのでニコニコの方へいって聞いてみたら話が自分にものすごく刺さるものばかりで沼に入ったのだとか。
『…今でもファンですか?』
「えぇ、もちろん。あの人は年下ですけどもねぇ…いつかサインも欲しいものですよ」
『オフイベ等は?』
「あぁ、(抽選)外れてしまって…w」
『へー…』
名前聞いとこ。
「着きました。2860円ですね」
『はい。…あの、SNSのアカウント名教えてほしいんですけど…あと色紙的なのありますか』
「はぁ…ありますけど」
差し出されたのはアカウントのIDが書かれたメモ用紙と俺のグッズであるコースター。大事そうにフィルムに包まれている。
『…自分、Aって言います』
「えっ」
『これ、直接書いても…?』
「どうぞどうぞ!」
メモ用紙を財布にしまい、コースターにサインを書いた。
フィルムの中に直してそれを代金と一緒に渡す。
『多い分はチップで』
「えっ…あ、ありがとうございます」
ニマニマしながらタクシーから降りて運転手の彼にお辞儀をし会場へと向かう。なんだか今日は良い1日になりそうだ。
[石田]
左手の人差し指が永遠につってる。これ放置してたらそのうち動かせなくなるんじゃねぇかと怖いので仕事が休みの明日に病院に行ってきます。
最近更新が止まり止まりになってきておりますが、お気になさらず。
この「花束と線香。」ももう時期完結となります。この話が完結した後の活動などはまた完結後にお話しします。もう34か
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如月 - どハマりして2時間ぶっ通しでここまで読みました…最高すぎますマジで本当に大好き。ブラウザの民ですが更新心待ちにしてます。季節の変わり目なので体調にお気を付けてお過ごしください…。マジで好き… (4月23日 5時) (レス) @page17 id: 8435ceb2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ISIDA_DER | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2024年3月28日 3時