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あのあと、300人を超えるリスナー達にサインだったり握手だったりをして終わった。無事刺されることはなく、らっだぁさんと結婚した、ということについて触れてきた人も少なかった。

『じゃあ、お疲れ様でした』
「おつかれさまでしたー」

スタッフの皆に差し入れとしてジャスミンティーを箱ごと置いて外に出た。
最近はまぁまぁに気温が高く、春とは思えない日が続いている。

『…あ。新幹線…!』

しまった。このあとすぐ移動だった。



















『…え、ここも一人…!?』

新幹線に乗り込み席に座る。新幹線が走り出したのにも関わらず人が隣に来ないってことは、また一人ってことか。…さすがグリーン車、人が少ねえ。

※作者はグリーン車にしか乗りません

『…えー…』

着くまでゆっくりしていようと思い、スマホを開く。

そこに表示された文字。

【限界イベントみんなで会いませんか!!】

というフォロワー達の会話だった。
え、普通に俺も誰かとイベント行きたい。

『…まいっか』

ひとり寂しく行ってやるよ。ふん。

逆張り。








※限界イベントの話とエイプリルフールの話の為にオフイベ最終日まで飛びます
リクエストがあれば番外編として出します。














『じゃあ、お疲れ様でしたぁ…』
「おつかれさまでしたー!」

鹿児島でのオフイベがやっとこそのおもいで終了した。この後はひとつだけ用事があるのでそこへ行く。

『…はー…2000人ぐらいのリスナーの笑顔見たけどやっぱ憂鬱やなぁ…』

すぐ近くなのでタクシーで移動する。
睡眠もろくに取れていないからか、疲れがすごい。寝ないようにしなきゃ。














無事眠らずタクシーを降り、途中で買ったビールを手に持ったまま歩き出す。

『…ただいま、母さん』

ここは、紛れもなく俺の先祖の墓。母さんの墓。

『…お茶サワー最近ハマってるんよね。…置いとくね』

俺は手を添え、少し願い事をしてからすぐにその場を立ち去った。…もうすぐ新年度になるのに、なんて思うかもしれない。でも、母さんの為ならこんなの余裕だ。

『…あ。線香また忘れたからまた今度やな』

振り返って酒を置いたそこへ語りかける。次も忘れたフリをしよう。

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[石田]
現在語彙力無さすぎ粕作者の俺は多忙により執筆が遅くなっております。ご了承ください。
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如月 - どハマりして2時間ぶっ通しでここまで読みました…最高すぎますマジで本当に大好き。ブラウザの民ですが更新心待ちにしてます。季節の変わり目なので体調にお気を付けてお過ごしください…。マジで好き… (4月23日 5時) (レス) @page17 id: 8435ceb2da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ISIDA_DER | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2024年3月28日 3時

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