**47** ページ48
・
レオリオ「いやいや。」
「しかし、君らを邸内に入れるのはいかんのです。さっき君らも見たでしょう。でかい生き物の腕を。あれはミケと言ってゾルディック家の番犬なんですがねぇ。家族以外の命令は聞かないし懐かない今も10年前に出された命令を忠実に守っている。」
忠犬・・・・・。
「侵入者全員噛み殺せという命令をねぇ。」
すると忠実じゃないから喰い殺してるからといって笑ってお茶を飲むおじさん。
「とにかく中には入れられません。ぼっちゃんの大切な友達を骸骨にするわけにはいかないからねぇ。」
すると、ハッハッハッと言う。
クラピカ「守衛さん・・・貴方は何故無事なんです?」
するとん?とおじさんが?を浮かべる。
クラピカ「貴方は中に入るんでしょう。中に入る必要がないなら鍵を持つ必要もないですからね。」
確かに、言われてみればあ。
「フッフ、良いとこつくねぇ。でも半分あたりで半分はずれです。私は入るのに鍵は使いません。これは侵入者ようのカギなんですよ。」
そういって内ポケットからさっきのカギを取り出す。
レオリオ「侵入者ようのカギ・・・?」
「あーゆう連中は不思議なもんで十中八九正面からどうどうとやってくる。それで開けられないと思うともう壊しても正面から入りたがるんだなぁ、迷惑な話ですがね。だからわざわざカギ付きの扉を設けたんですよ。侵入者は無抵抗な私からカギを奪い、ミケに食い殺されるって寸法だ。」
すると何かが分かったのかクラピカが口を開く。
クラピカ「そうかッ!」
「お察しの通り私は守衛じゃない。ミケの後片付けをする掃除婦です。」
クラピカ「そして本当の門にはカギがかかっていない!」
ほへー。なるほど。
「その通り。」
レオリオ「何ッ!?」
バッと門の方を見るレオリオ達。
これこそが本当の門。
・
110人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
日和(プロフ) - 烏龍茶さん» パーカーとは別で、フードの付いたカーディガンがあるんです。まぁ、パーカーと思ってくれても構いません。 (2016年4月6日 19時) (レス) id: eaffa89b4d (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶 - 今更なんですが設定のフードつきのカーディガンってパーカーでいいんじゃないですか? (2016年4月6日 15時) (レス) id: 0f8cb44b50 (このIDを非表示/違反報告)
猫丸 - ひゃっほーーー!!!(^o^) (2016年3月7日 18時) (レス) id: 16523665dc (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています!凄く面白いです!頑張ってください! (2016年1月27日 19時) (レス) id: 18e9c14b4b (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - おもしろいですね!!!これからも頑張ってください!! (2016年1月16日 19時) (レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みかど | 作成日時:2016年1月14日 22時