恋煩いしちゃってます (ページ47)

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黄side

黄「お、俺も行く！」

泣きそうやった濱ちゃんを追いかけた

思った通り、トイレで泣いてる

紫「う"ぅ…ﾊｧｯ…うあぁぁぁぁあっ…ｸﾞｽｯ…」

こういう時、慰めてたのはのんちゃんやった

黄「濱ちゃん…辛いよな…悲しいよな…」

俺はそう言いながら、背中をさすることしかできない

紫「ﾊｧ…ﾊｧ…ひっ…く…ふぅ…ﾊｧ…」

濱ちゃんの目からは、拭いても拭いても涙が溢れてくる

黄「落ち着いた？」

紫「おん…ごめん…」

そう言い、へらっと笑う

ほんまは、笑えないくせに

笑いたくなんか、ないはずなんに

黄「やっぱ、のんちゃんに付き合ってたこと、言った方がええんじゃ…」

俺がそう言えば、ぶんぶんと首を振る濱ちゃん

紫「それは、あかん…」

黄「なんで…」

紫「望やったら、思い出してくれる…し…思い出せへんくても、またお互い知り合ってけば、何回でも好きになる…で？そう…思うんやけどなぁ…」

なんかはずいな、って笑う濱ちゃん

すごい、と思う

俺が濱ちゃんの立場やったら、耐えきれへんと思う

改めて感心した

紫「戻ろか…」

黄「おん…」