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紫side
ドアを開ける
黄「あっ、濱ちゃっ…！」
部屋の隅で、変な男に襲われかけとる、淳太
良かったわー、まだ襲われとらんくて
と、り、あ、え、ずー
紫「そこ、どいてもらおか？」
男「あ"？誰だお前」
紫「そいつのダチ。はよ離れんかい」
男「あっそ。てか、君もいい顔してんじゃん」
紫「は？」
そこに入って来た望達
男「君が相手してくれんなら、この子解放したげるけど」
桃「は？っ」
前に出ようとした望を手で制す
紫「ええよ、おいで？」
心の中で、先に謝罪しとく
男がこっちに寄って来た、と同時に
股間に蹴りを入れる
男「はっ、！？」
紫「わー…いったそ…」
同じ男やし、痛みくらい分かる
思ったよりきれーに決まったし
困惑しとる後輩達
紫「淳太、何もされてへん？」
黄「ん…」
まだ悶えとる男
桃「え…え？…濱ちゃん…？」
紫「ごめんなぁ、黙っとって…淳太かわええから、ちょくちょく変な男に襲われかけるねん、せやから俺、蹴りと殴るん練習しとってん」
黄「毎回ごめんな、濱ちゃん」
紫「別にええけどさ、もーちょい危機感持ち？」
黄「はーい…」
男「てめ…」
立ち上がろうとするから
紫「黙っときぃって」
もーいっかい
赤「ごめんな淳太、気づいてあげれんくて」
黄「んーん、来てくれただけで十分、心配かけてごめん」
紫「さーてと…こいつ、どないしよ」
桃「横山先生にでも突き出すか？」
まぁ、ああ見えて元ヤンらしいし
紫「んー…どーする？淳太にシゲ？」
黄「俺はそれでええよ」
赤「淳太がええなら」
紫「ほな、望」
桃「はーい」
望に男を持ってもらって、職員室に向かう
目立つなぁ
生徒会が揃いも揃ってコスプレとか
俺と淳太はメイド、シゲは警察官、望と流星は吸血鬼、神ちゃんは狼男
かわいくて、狼男に見えへんけどな
横「お前らどした？んな格好で」
紫「先生、この人、淳太のこと襲おうとしとったんやけど」
横「は？…中間、親には？」
黄「言わへんくてええです」
横「そ…ほな、俺が徹底的にシメ上げとくか？」
紫「おなしゃーす」
横「りょーかい。ここら歩けへんくしたるわ」
紫「そんなに？」
横「当たり前や。俺のかわええ生徒に手ぇ出して、タダで済むおもたら大間違いやで。ほな、学園祭楽しんどいで」
紫「あざっす」
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作者名：神山たかひろ | 作成日時：2020年3月1日 12時
