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？『間にあわなかったか』
海青『え...誰?』
背後に真っ黒なコートに身を包んだ人が
立っていて
小柄だったけど落ちついた話し方からみて
同い年や歳下ではない、そう思っていた
？『君のお父さんを騙して君の人生を
ここまでめちゃくちゃにした九龍の敵
だから多分敵じゃない』
すると男の人はしゃがみこんで何を考えたのか
うつ向けに倒れた父さんを仰向けに変えた
海青『う"っ.......』
？『....あぁごめん配慮がなかったね
少しの間だけ別室にいてもいいよ
終わったら呼ぶから
あ、別に警察につき出そうとか思ってないよ
小学生の君を裁くことはまず無理だしね』
そう言って再び死体に目を向ける男の人
俺は吐き気を抑えながらなんとか部屋まで
たどり着いた
あの人はなんであんなにも冷静なのか....
そもそもあの人は誰でなぜ俺の前に
現れたのか....
頭の中がめちゃくちゃになり気づけば
眠るかのように意識がなくなっていた
.
.
？『目覚めたか?』
海青『...!?』
起きると黒いコートが被せられていて
頭の上には氷のうが乗せられていた
目の前にいたのはさっきまでの男の人とは
別の人物
無造作に銀髪をかきあげるとゆっくりと
しゃがみこんだ
？『陣さん
間違いなく頸動脈が切れたことによる即死です
歳のわりには体格もいいですが
それでも大人の男を1発で殺めるのは
それ相当の身体能力かつ冷静さが必要です』
陣『.....これからの生活どうする気や?』
海青『.......』
陣『まさか死ぬ気やなかったやろうな?』
言葉が出なかった まさにその通りだったから
陣『悔しくないか?自分の人生も、家族も
何もかもめちゃくちゃにされて
それでも何もせずに死んでもええんか?』
海青『......嫌だよ！！
でも、でも誰も俺なんか助けてくれる人なんて
いない！！
俺は人殺しだから！！』
気づかないうちに涙が溢れだしていた
するとコートを身につけた男の人は
涙を拭いながらそっと頭をなでてきた
？『やっぱり側で見守ってきてよかった』
海青『え....?』
？『俺達は君の味方だから
俺達も大切なものや人を失くした
いや、正式には君と同じように奪われた
俺達は今仲間を探している
俺達と苦しんでいる仲間を....
俺達と一緒に来てくれる?』
.
.
その人は今にも消えてしまいそうな白い
手を差し出した
俺はゆっくりとその手を握ると
彰吾『山本彰吾 山彰でいいよ』
そう名乗った
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龍華 - すっっっごく見入ってしまいました。更新楽しみにしています（*＾-＾*） (2020年8月14日 2時) (
レス) id: 24263368ee (このIDを非表示/違反報告)
news8190(プロフ) - 続き見たいです！ (2020年7月15日 9時) (レス) id: a284048075 (このIDを非表示/違反報告)
AiRI(プロフ) - 更新楽しみにしています！頑張ってください！応援しています！ (2020年5月20日 1時) (レス) id: 5b08b0da4b (このIDを非表示/違反報告)
らんぺlove - 続きがきになるので、更新頑張ってくだい！！ (2020年4月2日 2時) (レス) id: 93ffc6ae72 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる - 続き気になります!!更新頑張ってください!!!! (2019年11月24日 22時) (レス) id: 43bc4b2371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ch.08
| 作成日時：2017年11月19日 20時
