復讐の殺し屋【THE RAMPAGE】

#33 Kobura side ページ34

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ﾉﾎﾞﾙ『...』



ノボルにTHE RAMPAGEのことを頼んで
もうどれだけの時間が経ったのかはわからない

ノボルはただパソコンの画面を
見つめ続けていた



ﾉﾎﾞﾙ『コブラ...』

ｺﾌﾞﾗ『どうした』

ﾉﾎﾞﾙ『...これ』


ノボルが見せてきた画面には10年前に
起きた事故の記事が載っていた

車とバスの衝突事故


何枚かの写真には周りに助けを求める
人が写っていた


ﾉﾎﾞﾙ『衝突した衝撃でバスは横転

その際ガソリンがもれてバスに点火
そしてその火が近辺のビルに燃え移り...

事故の犠牲者は1000人を超えた



事故の被害者はその当時SWORD地区を
まとめる政治家の息子だった

選挙が迫っていたため政治家はお金を使って
その事実を隠蔽



その時の担当刑事が...西郷だ』

ﾔﾏﾄ『...！！』

ﾉﾎﾞﾙ『つまりあのTHE RAMPAGEは

"偶然"集まったこの事故の被害者、または
九龍に強い恨みを持つ者の集まりってことかな

...Aちゃんのようにね』






長い沈黙がITOKANに流れる

でもそんな重たい空気を破ったのは
ダンの1言だった



ﾀﾞﾝ『なぁ...

誰と戦おうとしてるかわかっとるんか?』

ｺﾌﾞﾗ『...?』

ﾀﾞﾝ『あの九龍やぞ!!

相手がおかしすぎる...九龍相手に
戦えるわけないやろ


それにあの集団やかって何も関係ないやん
やらせたきゃ勝手に九龍とやらせればええやろ

俺らが命をはる理由があんのか』

ﾔﾏﾄ『はぁ?何言ってんだよ!!』

ｺﾌﾞﾗ『ダン...』

ﾀﾞﾝ『もう...これ以上付いていかれへん

俺はこの件から手引かせてもらうわ』

ﾉﾎﾞﾙ『ダン!!』

甲『俺も手を引く』

仁花『お兄ちゃん!!?』

ﾃｯﾂ『ごめんなさい俺も引きます』

ﾁﾊﾙ『すみません...』




次々とITOKANから出ていく中
残ったのは俺とヤマトとノボル

そしてどうすればいいかわからない様子の
ヒカルとケンだけだった



押上『おい大変だ！

もう始まっちまったぞ！！』



入ってきた苺美瑠狂の奴らが持ってきた
映像にはDOUBT以外にも見慣れない奴らが
写っている



ｺﾌﾞﾗ『....』




その瞬間自分の中の迷いがなくなった

あるのは覚悟と決心だけだ






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※セリフなどかなりオリジナルで書いています
ご理解の元読んでもらえると嬉しいです汗



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