3．出発 ページ3
《校舎の外､駐車場》
くるみ「えと…
めぐ姉の車ってどこだっけ?」
みーくん「あ､あそこにあります!」
皆はくるみを先頭にめぐ姉の車に向かう。
しかし
「う゛…あ゛…」
くるみ「げっ」
途中で「やつら(ゾンビ)」と鉢合わせした。
ゆき、りーさん、みーくんの三人は壁に身を隠している。
ゆき「早く行こうよ〜。」
りーさん「駐車場は危ないからちょっと待ってね｡
それと､他の生徒は授業中だから静かにするのよ。」
ゆき「はぁい｡」
この会話の間も、くるみはシャベルを振るっていた。
* * * * * * * * *
【くるみside】
とっさに「隠れて」という合図を三人に出す。
壁に隠れたのを見届け、私はやつらを避けて車の上に乗った。
そして車の上を飛び､上からやつらにめがけて
「ご･め･ん･な･さぁーーい!!」
シャベルを振り降ろした。
* * * * * * * * *
くるみ「皆、急いで車内へ!」
全員乗車したのを確認して、エンジンをかけた。
みーくん「相変わらず無免許運転ですね。」
りーさん「大丈夫?」
心配するりーさんの声にくるみは笑って答える。
くるみ「この前の遠足でコツ掴んだから、たぶん大丈夫!」
めぐ姉『楽しみね､遠足!』
ゆき「それじゃあしゅっぱーーつ!!」
ゆきのかけ声で車は走り出した。
* * * * * * * * *
車はショッピングモールへ向かって走っている。
ゆき「わあ、速い速〜い｡」
りーさん「ってくるみ!少しスピード出しすぎなんじゃ…」
くるみ「あ…わりー｡楽しくてつい夢中に…気を付けるよ!」
みーくん「まったく､事故になったらどうするんですか…」
みーくんは一人呆れていた。
くるみ(今､凄く楽しい｡ずっとこんな日が続くといいな……)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
あの日……
当たり前な楽しい日常が突然終わった。
いきなり人々がゾンビになって、街が地獄絵図と化した。
私達は学校でサバイバル生活を送っている。
毎日､食べて寝て、学んで遊んで、日々を精一杯生きている。
辛いこともあるかもしれないけど、乗り越えてみせる。
『絶望的な日常なんて凌駕すればいい。
毎日笑顔でいられるくらいの日常を過ごせばいいのだから。』
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H.scarlet - 風神蕾さん» ありがとうございます！お互い頑張りましょう！ (2017年4月2日 19時) (
レス) id: 03455ede8f (このIDを非表示/違反報告)
風神蕾(プロフ) - がっこうぐらしはあまり詳しくないのですが詳説を読ませていただいてユキちゃんの明るさが伝わってきました。これからも頑張ってください！ (2017年3月30日 13時) (レス) id: 04213ed253 (このIDを非表示/違反報告)
H.scarlet - あ、タブレットは買い替えました。ただ勉強があって…すみません。(^o^;) (2016年10月8日 18時) (レス) id: 86ca5e0a53 (このIDを非表示/違反報告)
H.scarlet - 二次オタ早苗☆さん» ありがとうございます。忙しくてしばらく更新できませんけど頑張ります。 (2016年10月8日 18時) (レス) id: 86ca5e0a53 (このIDを非表示/違反報告)
二次オタ早苗☆(プロフ) - まいちゃんとようくんの登場のさせ方、とても上手で尊敬します！！！ タブレットはやく直ってほしいです。テストとかいろいろ大変だと思いますが、続き待ってます(*‘∀‘) (2016年9月27日 21時) (レス) id: cbeb266dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：H.Scarlet | 作成日時：2016年3月22日 14時
