14.お泊まり会 ページ16
【舞華side】
くるみ「舞華、お前暗い顔になってるぞ。大丈夫か?」
舞華「あ、うん。1週間前の話……ゆきちゃんは大切な人を失って、
悲しかったんだろうなって思って。気持ちは分かる気がする……」
ゆき「ただいま〜」
夕方、授業を終えたゆきちゃんが部室に飛び込んできて、こう言った。
「皆、お泊まり会やるよ!」
く、ま、よ「いきなりだなおい!!」
りーさん「楽しそうね。いいわよ!」
みーくん「OKすんの早!!」
*◆*◆*◆*◆*◆
《教室》
というわけで夜。
皆で一緒に寝ることになった。
みーくん「何で陽斗さんまで一緒なんですか?」
ゆき「一人にしたら可哀想でしょ。」
陽斗「安心してください!変なことしないから大丈夫ですよ!」
舞華「もし変なことされたら、遠慮なくコイツのこと殴っていいよ。」
りーさん「了解!」
*◆*◆*◆*◆*◆
舞華「何の話する?」
ゆき「恋バナしよう!くるみちゃんは好きな人いる?」
くるみ「えと…今はいない……かな」
りーさん「くるみ……」
くるみちゃん、なんか元気なくなった?
りーさんも何か知ってるみたいだけど……
みーくん「話題変えましょう!誰かの長所を言うとか。」
陽斗「じゃ、ゆっさんね。優しい!」
りーさん「あらあら。」
くるみ「料理上手いよな。」
舞華「頼りになる!」
みーくん「家庭的です。」
りーさん「ありがとう。」
ゆき「お姉さんみたい!」
(ドクン……!!)
『だって……あなたは―――』
―――!?
陽斗「あ……」
くるみ「舞華?」
ぼーっとしている私にくるみちゃんが声をかける。
「なんでもないよ、大丈夫!!」
舞華の横で、陽斗が小さくため息をついたが
誰にも聞こえていなかった。
ゆき「もう夜遅いから寝よう。」
そうだね。おやすみ!
皆「おやすみ。」
「ワンッ!」
ドスッ
「〜〜〜!!」
夜中に太郎丸が私のお腹にダイブしてきた。
声にならない叫び声をあげたのは言うまでもない。
*◆*◆*◆*◆*◆
[次の日の朝]
【みーくんside】
私はさっきからゆき先輩に声をかけている。
「ゆき先輩、朝ですよ!起きてください!」
すう…すう…
カンカンカーン!!
「ゆき先輩起きてください!!」
おたまで鍋を叩いて音を出すが
「むにゃ…あと1時間……」
!!(怒)
ゴンッ!!
その言葉を聞き、私がおたまでゆき先輩の頭を
叩いたのは言うまでもありません。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
〈第1章完〉
次回から過去編です。
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H.scarlet - 風神蕾さん» ありがとうございます!お互い頑張りましょう! (2017年4月2日 19時) (レス) id: 03455ede8f (このIDを非表示/違反報告)
風神蕾(プロフ) - がっこうぐらしはあまり詳しくないのですが詳説を読ませていただいてユキちゃんの明るさが伝わってきました。これからも頑張ってください! (2017年3月30日 13時) (レス) id: 04213ed253 (このIDを非表示/違反報告)
H.scarlet - あ、タブレットは買い替えました。ただ勉強があって…すみません。(^o^;) (2016年10月8日 18時) (レス) id: 86ca5e0a53 (このIDを非表示/違反報告)
H.scarlet - 二次オタ早苗☆さん» ありがとうございます。忙しくてしばらく更新できませんけど頑張ります。 (2016年10月8日 18時) (レス) id: 86ca5e0a53 (このIDを非表示/違反報告)
二次オタ早苗☆(プロフ) - まいちゃんとようくんの登場のさせ方、とても上手で尊敬します!!! タブレットはやく直ってほしいです。テストとかいろいろ大変だと思いますが、続き待ってます(*‘∀‘) (2016年9月27日 21時) (レス) id: cbeb266dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:H.Scarlet | 作成日時:2016年3月22日 14時