私の彼氏はATM【跡部景吾】 (ページ5)

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基準とはなにかページ5

そして、なんか知らないうちに映画
終わってたわ。

「あー。ポップコーン美味しかった」

「いい映画だったじゃねーの…。っう…」

この感想の差ね。

真面目に見た人と真面目にポップコーン食べてたカップルの感想な。

意味わかんねぇよ！

しかし、感動していなかったのは私だけのようで…

侑「なんちゅー映画や…うっ…。」

謙「誰よりも早く涙腺崩壊したっちゅー…………はなっ… しや……。」

このダブル忍足も泣いていた。

待って待って私が普通じゃないの!?

あんな、意味わからん映画で泣けるのが普通なの！？

基準がわからん。

「お母さーん。僕よくわからなかったあの映画。」

そこの少年！
君も一緒だ！君の言ってる通りだ！！

「きっと…まだ健太は子供だからっ…この映画の…よさがっ…わからないのよ…。」

お母さあああああああああん！！

それ、私も子供だと言いたいのかああああああああい！？

「うっ… ヒック…お母さん泣かにゃいでよぉ………うわあああん。」

待って、そこで泣くかい健太くん。

「うっ…。ヒック…」

お前も泣いてたなそういえば。

「…………いつまで泣いてるのさ景吾たちも。」

侑「なんでAちゃんは泣いてへんのや…」

「いや、感動の要素がわからないのよ」

謙「あ…自分Aって言うんやなっ……うぅ…。」

「関係ないこと言うなぁ謙也も。てか名のってなかったか。」

「きやすく俺のAに話すな…。」

「いや、別にいいでしょ。てか皆、涙もろいんだね。なんか可愛いとこあんじゃん。(ニコッ」

「「…………………グハァ…。」」

(………ﾀﾋんだ…。鼻血を出して)

「おーい。」

「「……………。」」

返事がない……。ただの屍のようだ。

そう思い私は見てみぬふりをして

その場を立ち去ったぜ☆

その頃、あの三人は…

「かっ…可愛いじゃねーの。」

「なんやあの子天使か…。」

「………いつ見ても足綺麗やなぁ。」

「…………なんだ！血があるぞ！！」

「誰か怪我人がおるんちゃう！？」

「いや、しかし俺らは元気や………だとしたら…!」

「「「A………！？」」」

いいえ。Aのじゃない。

お前らの鼻血じゃボゲエエエエ！！！