私の彼氏はATM【跡部景吾】

惜しいっ！！ ページ21

「っわー。それはやっちまったな。」

「ですよねー。あんな良くできた壁紙を………」

「そういえばお前、なんも思わねぇのか？」

「はい？」

思わねぇのかって、めっちゃ罪悪感あるんだけど…。

「ちゃんと反省してます。」

「いやそういう訳じゃなくてだな…………あ。」

リョーマ兄の後ろからぞくぞくと来る人達。

「おい。中坊たちに会いに行くぞ！」

誰だこいつ。

「えー。めんどくせぇな。まっ！チビスケにでも顔合わせしてくっか。」

まてまて。私の相談をどうする気だよ。さりげなく行こうとしてるよね？ね？

「そーだ。Aもついてこいよ！」

「え…めんどくさいからいいy……」

「迷子のわりによくゆーよなぁ。」

「喜んで着いていかせていただきますね！！！」

くっ…。なんで迷子だってわかったんだよ。まぁ、迷子で終わるか迷子で放送流されるよりはマシだけど。

「ピンポンパンポーン！迷子のお知らせです。青春学園の不二Aさん不二Aさんお兄さんが迷子センターで待っております。繰り返します__」

なんてもん流されたら一生の黒歴史だ。シャレになんねぇ。てか、繰り返しますとか、繰り返さなくていいわ！ってつっこむわい。

そして、着いたぜ最上部

周「フフ、越前はシングルス向きだからね」

相変わらず透き通る声だ。
また、それが怖いがな。あと、あの笑顔。



ア「どきな、ガキども」

うわ〜。喧嘩腰だなこの人。
さっき、軽く自己紹介したんだよ。
誰だっけ………。
ドイツ人だったのは覚えたんだよ。
んーと。えーと。名前は………

「ケロベロスさんだ。」

「アルベルトだ。」

「うっわ。惜しい！めっちゃ惜しい私！。」

小声でリョーマ兄と会話をしているが
周兄の視線が突き刺さる。
つまり、開眼してるね☆

さっきのあの笑顔どこいったし。

ｼﾞｬ「遊びの時間は終わりだぜ」

この方は誰だったかな。
何人かはちゃんと覚えられるんだけど名前がなぁ。

「んー…ジョンさん。」

「ジャンだ。」

「一文字違いぃぃぃいいい！！」

三歩歩くと名前を忘れちゃうにわとりなんだ私は。

桃「あんたらは？」

ｼﾞｬ「あとでお前らと試合する相手だよ。」

よ？相手だ。じゃなくて相手だよ？
お…お…オネェ？

「久しぶりだなチビスケ。」

今度はリョーマ兄の自己紹介か。
よし、その間に周兄のとこに行くか。
後々めんどうだし。

周「Aさっきまで何処に行ってたの？」

「お花つみに行ってました。」

二十回に一度は当たる勘は嫌なとこで当たってしまったよう…→←ドッペルゲンガー

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