人は髪型が100%ーハイキュー！！短編集ー

金髪坊主で頭の悪そうな髪をした狂犬の0% ページ37

京谷 賢太郎




貴方「で、ここはこうなるのね」


京谷「ん」




私は下手っぴな字を書かれたノートを見る








貴方「ほんと、京谷って頭いいよね」


京谷「べつに…暇だったし」



暇あれば勉強とか…







ボッチかよ




貴方「京谷、もっと笑えば友達とか増えるんじゃないの？」





生まれてこのかた、京谷が話してるのは


渡くんや矢巾くんしか知らないしね






貴方「ほらほら〜笑って」




京谷の顔を無理やりこっちに向かせた









京谷「こ、こうか？」







ニイッ







貴方「なんで、白目になるのよ！！」


べしっ！！




思わず頭を叩いてしまう







京谷「白目…向いてたか？」


貴方「うん、バカなの？」


京谷「お前よりはいいけどな」






うぐっ、なにも言えぬ




貴方「私も、もっと勉強せねばっ！」


京谷「教えてやる」


貴方「ありがと」



京谷のノートは全く読めないけどね






京谷「…ん」


貴方「あらあら、おねむ？」




京谷は豪快にあくびをする






京谷「飯食ったから」


貴方「自由だな」




ごろーんと寝転がる






貴方「犬みたいなんだけど」


京谷「ぐうっ」




え、本気で寝てるの？早くない？







京谷の寝顔をまじまじと見てみよう！







貴方「おー、意外にも睫毛長い？」



てか、眉間にシワやりすぎ







貴方「可愛いなー」





っと、私が頭を撫でると








サッ！！



貴方「うわおっ！」




いきなり起き上がる







京谷「な、なんだ…和久井か」


貴方「や、野性かよ」


京谷「うるせーべや」




バシン！



貴方「いだっ」


頭を叩かれる




京谷「す、すまん！！痛かったか？」



貴方「当たり前でしょ…」




叩かれた所をさする







京谷「手加減…したんだけどな」






しゅん…っと効果音が聞こえるくらいの落ち込み





幻の尻尾まで見えてくる…











貴方「元気出してよ…勉強のお礼も兼ねて



ハミチキ奢るから」




京谷「ま、マジか！？」







ぐわっと肩を掴まれる




貴方「う、うん」



京谷「そっか」





















笑った…









八重歯を見せながら笑ってる












とくん…







ん？


なんか…鳴った？








京谷「どうした、腹減ったか？」




いつの間にか近い京谷












とくん…











貴方「な、なんでもないっ！！！」



京谷「お、おお？」

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