人は髪型が100%ーハイキュー！！短編集ー

元気そうで不思議な前髪なリベロの100% ページ14

西谷 夕






貴方「んんん…眠い」




私が目を覚ましたのは


田中くんの家だった






貴方「あ、そうだ」






昨日は文化祭の打ち上げで、2年生全員で田中くんの家にお邪魔したんだ…







貴方「どうりで、みんな雑魚寝してるわけだ」












「んっ……ん？和久井？」





隣から名前を呼ばれる










貴方「あ、西谷くん。おはよう」




隣で寝ていたのは西谷くんだったのか












西谷「昨日は楽しかったな！！」





起きたばかりなのに凄い元気…





貴方「楽しかったね。でも、もう少し静かにして挙げよ？みんな寝てるからね」



西谷「す、すまん……あ！」





急に何か思いついたらしい

















ぐいっ





貴方「うあっ」





何故か手を引っ張られて外に連れ出された














私と同じくらいの大きさなのに、力の差は凄いな












西谷「和久井…」


貴方「ん？」






振り向きざまに名前を呼ばれる










西谷「今、言わなきゃいけねぇーと思ったんだよ」






謎の言葉







貴方「なにを？」



西谷「もう、忙しくなっちまうから…」










声が聞こえてないのかな？






貴方「いや、だからな「好きだ」……え」












こ、告白？











西谷「和久井のことは、龍から話聞いてて、どんな子だろーって思ってたら…















なんか好きになってた」






貴方「へっ／／」







西谷くんの大きな瞳から目が離さない














西谷「だから昨日も隣に居たんだけど、全然気づいてなかったろ？」





貴方「うん…」













こんなに地味で無愛想な私を…



みんなの人気者で明るい西谷くんが…？













貴方「ごめん」





西谷「え…」





貴方「私、西谷くんのこと全然知らないから…」







悪い人ではないことなんてわかるけど













西谷「わかった」




貴方「へ？」











ぐいっ！











凄い力で腰を引かれる











こつん…







おでこ同士が優しくぶつかる












貴方「っ！？／／」




















西谷「好きになってもらうからな！」


貴方「え／／」











悪戯っ子みたいな笑顔












西谷「お、そろそろみんな起きたっぽいな！


戻るか！」


貴方「う、うん」





















西谷(うーん



昨日…寝てるときキスしたのは










内緒だな！！)

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