演技。 ページ9
検問のところまで来てしまった。
加々見「おい曲がれ!」
田辺「もう、無理です…」
「…………」
私は終始無言を貫いてる。喋ったところで、犯人を刺激する言葉しか出ない自信がある。私はここで死ぬのかな…。まだ、私が推してるアニメ全部完結してないのに…。ってマイナス思考はいけないよね!絶対誰か助けに来てくれるもの!
警察「すみません。運転免許証を見せてください。」
田辺「はい。」
犯人はジャンパーを脱ぎ、狸寝入りをしている。ウザイなぁ…バレバレすぎるんだよ。こんな奴がいるから世界平和が訪れないんだよ(怒)
警察「後ろの女性は?」
「………清水…玲…」
田辺「清水玲です。私のいとこです。」
警察「ご協力感謝します。」
「………本名…朝霧…栢乃…」
田辺「なぜ偽名を?」
「………知らない人にやすやすと本名は言わない主義…」
と演技をする。そして私はまた黙る。
コンコン
誰だろう…志摩だ…!
志摩「後方に何かびらーんとありますよ。」
田辺「気にしないでください。急いでるんです。」
志摩「このままだったら事故起こしますよ。取りましょうか。」
田辺「じゃあ…」
志摩「あ〜これだ。」
志摩…レコーダー仕込んだな。
志摩「捨てておきますね。」
と言い、志摩は去っていった。そして、また車は動き出した。
53人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
One - 愛が感じません。伊吹が邪魔者扱いされてるのが嫌だ (2020年9月6日 22時) (レス) id: 79cda32f43 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まひひ | 作成日時:2020年7月18日 10時