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「落ち着け。ンな勢いじゃノブぶっ壊れて終わりだ」
顔を上げると片桐くんが私を見下ろしている。
身長的に仕方がないけれど怖いものはくっそ怖い。蛇に睨まれたカエルのようにぷるぷると震えていれば妙に優しい口調で言う片桐くんにぽかんと口を開けドアノブから手を離した。
すると、片桐くんはそんな私に溜息を混じらせながら「悪いな」なんて 視線を逸らして謝ってくるではないか。
どうして片桐くんが謝るのか、首を傾げて見詰める。
「......女を泣かせるなんて、男がするモンじゃねェだろ」
「ん ？」
つい聞き返してしまった。片桐くんがそんなことを言ってくれるなんて思いもしなかったから。
......片桐くん、確かに前々から人道はまだ踏み外れてはいないとは思っていたけれど、外れる所か漢貫いているじゃないか。
「片桐くん、あの」
「さてと。そろそろこのくだらねェ場所から出るか」
何だか彼の悪い噂ばかり聞いて勝手に一人怖がっていた自分が恥ずかしく思い、何もしていない片桐くんに一方的な恐怖を抱いていたことに謝ろうと唇を開けば片桐くんの言葉によって重ねられた。
小さかった私の声はかき消される。
「そ、それって......」
一瞬片桐くんの言葉の意味が分からず固ま私に片桐くんは目を向けずそのまま扉のドアノブを片方の手で掴めば、数秒も経たないうちに バンッ！ と扉が物凄い音を立てて開いた。
「......」
視線を片桐くんが掴んだドアノブに移動させればそこからミシミシとヒビが枝分かれしている。......どうやら片桐くんがお得意の力技で難なく扉を開けてしまったようだ！ やっべぇぞ！ ドアノブってあんなに曲がるのね！
「じゃ、出るか」
「イエスッ！ 」
何事も無かったように、普通に扉を開けてしまった片桐くんは私を一瞥した後扉の先へと歩き出す。
片桐くんに呼ばれ敬礼の体勢になっていた私は慌てて無残になった扉を潜り片桐くんの後ろを追いかけたのであった。
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何かしたら出られる部屋(三橋･伊藤)→←○○しないと出られない部屋 （ 片桐 ） ・ ミカド
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メルア - 初めまして、私もやってみたいです！作るとすると○○しないと出られない部屋が多いと思いますが… (2022年1月24日 18時) (
レス) id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
しなちゃん☆元唯(プロフ) - はじめまして！私も合作したいです！良かったらいれてください。 (2020年3月13日 12時) (携帯から) (レス) id: d5a1fd8818 (このIDを非表示/違反報告)
大野葵(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» めっちゃいいよおおおおお！！！！ありがたい…ありがとうございます! (2019年2月14日 19時) (レス) id: 7e884ae68e (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - 大野葵さん» フレンドお願いします！ご一緒に合作したいです！(やはりタメはなれない(--;) (2019年2月14日 3時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
大野葵(プロフ) - あ、元いぶきちゃんですを。 (2019年2月10日 15時) (レス) id: 7e884ae68e (このIDを非表示/違反報告)
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