【ヒロアカ】轟君と私は自覚症状無しの天然同士らしいです。 (ページ19)

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ひとまずページ19

麗日side

Aちゃんから聞いた話は、とても残酷なものだった。

それと同時に、Aちゃんの思いも、轟くんの考えも、少しだけ、少しだけど…わかった気がした。

傍から見ればそんなに思い詰めることは無いと思うかもしれない内容。

だって、不可抗力だ。

Aちゃんは敵のせいで嫌々個性を使わされたんだ。

その結果、多くの人や轟くんを傷つけることになってしまった。

Aちゃんは一切悪くない、悪いわけが無い、なのに。

ーーー幼なくて、まだ客観的に物事を判断できなかったから、自分が悪いと思い込んでしまった、のかな。

Aちゃんも、……もしかしたら、轟くんも。

轟くんは普段何考えてるのか分からないし、まともに話したことすら無いけど！

でも、Aちゃんが個性を使えるようになればこの状況が少しは良くなると思った。

……逆に言えば、使えるようになるまでま良くはならないってことだけど…

｢まずは、必要事項くらいは話せるようにならんと！｣

｢それは……確かに｣

Aちゃんは神妙に頷いた。

そうだよ、ちょっとずつ頑張ろう！！！！