3，ワシやないかい ページ3
てなわけで目が覚めたんですけど…
あのこれって…
『転生…なのか？』
どういうわけか、目が覚めて鏡の前に立つとなにやら見覚えのある顔…
『ワシやないかいっ！！！！』
黒い瞳と一応手入れはしっかりしていた艶のある黒髪。てか赤ちゃんじゃないのね。いきなりもう成長済みと。
てっきり可愛い外人の赤ん坊か、金髪美少女ロリかと思っていたのに…。
適当な本を手に取り開いてみると、一応言語は日本語で通用していることが分かった。 転生ものあるある:言語は日本語ってか？
あぁ、そういえば名前は例の女神様が、私が困ってしまわないようにとAのまま引き継いでくれたらしい。
綺麗に装飾された、豪華な家具。可愛らしいベッド。様子から察するに一応ここは私の私室らしい。
『なんか…似てんなぁ……。』
実は、起きてから少し経ったとき、この子(見た目は私なんだが)の体にある今までの記憶が伝わってきたというか、なんというか。
出ました本日2度目の転生ものあるある、記憶は伝授制。
まぁ、その記憶の中のこの子が今までの私と似ていたのだ。
親の引いたレールの上を行くだけの、自分の意思を尊重される事なんて絶対にあってはならないような、そんな生活様式。
だが、その記憶に前世の私では絶対に無かったことが一つ。
『虐め…』
この世界は黒髪と黒い瞳が醜さの対象となっているのだろうか。
この子、兼現在の私はこの髪と瞳の色のせいで虐められていたのだ。
だが、記憶の中のこの子は絶対にそれを周りに話したり、助けを求めようとしなかった。
恐らくこの子は自分以外の人たちに迷惑をかけたり、心配をかけさせたくなかったのだろう。
それにこの子は国の中でもなかなかに位が高めの貴族の家系。故に周りから疎ましく思われるのも自然に起こりうること。
『…凄く、辛かったろうな』
この子は死んでしまったのだろうか。
はたまた自分から死を選んだのだろうか。
申し訳ないけど、私はこの子のような生活をこれから先も続けたいとはとても思えない。
私は前世で手に入れられなかったもの全てを、
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にゃーちゃん - めちゃくちゃ面白いです！更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (2023年2月24日 0時) (
レス) id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
巫癒(ふゆ)VII(プロフ) - もしかしたら私の携帯のバグかもしれませんが15話が非公開になっているのか見れないですよ！ (2021年12月9日 12時) (レス) id: b8ba81222f (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷこーん(プロフ) - 画像見たいんですが、インスタかな？ログインしてなくて……浴衣見たいなのであってますか？ (2021年8月31日 21時) (レス) id: 23b3a74ded (このIDを非表示/違反報告)
かいと(プロフ) - zm…っっっっ可愛いー (2021年8月13日 7時) (レス) id: 1db53eb3b6 (このIDを非表示/違反報告)
かいと(プロフ) - 好きっっっっ！(唐突) (2021年8月11日 15時) (レス) id: 1db53eb3b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょーこ | 作成日時：2020年3月25日 19時
