20，うーーーーーん、クソ。 ページ20
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視界が眩しくて目が覚めた。
『……んん、ねっむ。』
真っ白の窓から強い日差しが差し込んでいて、思わず目が痛くなる
…
……強い日差し？
強い日差しいいいい！？！？
『っは！待って今何時！？』
｢あ、おはよ。もうすぐで10時半かな｣
『10時半！？寝坊じゃ済まないし！？！？
……いや待って待って誰？？？』
急いで上半身を飛び起こし、毛布を自分の体に引き寄せる。
『え、な、鬱様？！なんでここに、』
すぐ側を見ると、夜会のときとは違うスーツの鬱様が真横に寝転がっていた
左手でバレないように下着が着いているか確認する。大丈夫、未遂だし特になんも記憶ないから。うん。
｢あ、まってそれめっちゃそそる、毛布引き剥がしたくなるやつ｣
いや知らんし！！退けや！！！！！
『あの鬱様、もしかして起こしに来て下さったのでしょうか？』
｢ん？あぁちゃうちゃう、僕今日なんも任務ないからさ。せっかくならAちゃんとこ行こかなって思っただけやで｣
疲れてたから昼起床は想定済みやったし〜、と笑いながら四つん這いでこっちに迫ってくるのはいかがなものか。
いつの間にか敬語も外されてるし、ちゃん付けだし。
『このままだと失礼でございますので、身嗜みを整えてから改めて挨拶に伺います、ですから、その…
……退いていただけないでしょうか』
苦笑いを浮かべゆっくりと鬱様の顔を見ると、その口角はにんまりと上にもちあがった。
こんな状況でも顔が良いから腹が立つ。
｢えーそんなこと言っちゃうん？悲しいわぁ。Aちゃんが可愛くてもそのお願いは聞けへんなぁ｣
前言撤回、うーーーんクソ。
｢なんならAちゃんの所有権、もう僕たちにあるからね｣
………………………
!?!?!?
『待って待って聞いてない、聞いてないです
いや、あの…ン"ﾝ"ｯ、すみません、詳しく』
｢ヴェルクハクト伯爵、てかあのおっさんなんか備蓄全部なくなったらしいやん？借金抱えまくりだったから半分ここが出す代わりにAちゃん引き取っちゃった｣
『()』
｢んは、絶句しとるね でもあの人のとこよりは全然ええと思うよ、僕たち優しいと思わへん？｣
『い、いきなりすぎて状況が掴めません…』
｢ん〜まぁそうよなぁ、それよりほら、これでAちゃんに拒否権ないことわかったし、ね？｣
そんなこと先に言われたら、抵抗しようと決めていた決断が大きく揺らいでしまう
鬱様はさらに近くに迫った
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にゃーちゃん - めちゃくちゃ面白いです！更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (2023年2月24日 0時) (
レス) id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
巫癒(ふゆ)VII(プロフ) - もしかしたら私の携帯のバグかもしれませんが15話が非公開になっているのか見れないですよ！ (2021年12月9日 12時) (レス) id: b8ba81222f (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷこーん(プロフ) - 画像見たいんですが、インスタかな？ログインしてなくて……浴衣見たいなのであってますか？ (2021年8月31日 21時) (レス) id: 23b3a74ded (このIDを非表示/違反報告)
かいと(プロフ) - zm…っっっっ可愛いー (2021年8月13日 7時) (レス) id: 1db53eb3b6 (このIDを非表示/違反報告)
かいと(プロフ) - 好きっっっっ！(唐突) (2021年8月11日 15時) (レス) id: 1db53eb3b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょーこ | 作成日時：2020年3月25日 19時
