魔女だけどいけるか？5“後半”

助け ページ5

入間side




ﾘ-ﾄﾞ「Aちゃん！！入間くん！どうするの！？どうする？？！」

ｲﾙﾏ「ッッどうすれば…(矢はもうない…どうすればAに届く……)」



入間が導き出した答えは─────……










ｲﾙﾏ(Aの所まで……)



















突っ走ってやる!!



















ｶﾙ「ッッ！入間！！よせ！」

ﾊﾞﾗﾑ「入間くん！！」

ｸﾗﾗ「いっけーー！入間ち！！」

ｴｲﾄ「当たったら不味いですよ！！？」

ﾂﾑﾙ「イルマくん！！」

ﾘ-ﾄﾞ「入間くん！頑張って！！」

ﾅﾌﾗ「ぎょぎゃ！！(危ない！！)」



普通ならロビンのように捕まったり、怪我をするかもしれないが……



否、入間には圧倒的危機回避能力がある。迫り来る鎖を全てよけAのいる球体状になっているところの前に立つ入間


ｴｲﾄ「まじかよ……」

ｵﾘｱｽ「ヒュー全部避けた」

ｸﾗﾗ「さすが入間ち！！」



















ｲﾙﾏ「A！僕だよ！わかる！？」

『煩い』

ｲﾙﾏ「Aなにがあったの？！」

『やめて』

ｲﾙﾏ「A？！」

『来ないで！』

ｲﾙﾏ「A！この鎖を解いて！お願い！お願いだから！A！！」

『イヤッイヤイヤ！！！あっ…あぁぁっ』

ｲﾙﾏ「Aっ(僕の声はAに、届かないのかな……僕じゃ…)」

『もう、向こうに行って』

ｲﾙﾏ「……A」

『大嫌い』

ｲﾙﾏ「A」

『私の名前なんか呼ばないで』

ｲﾙﾏ「A！目を覚まして！」

『みんな嫌いなんだ…私の事なんてどうも思ってない……必要としてない』

ｲﾙﾏ「そんなことない！！」



『私には何も残ってない

私が約立たずだから

誰も愛してくれない

私も愛せない

自業自得だ

分かってる………分かってるから！！！

だからっ

もうやめて……』



ｲﾙﾏ「違う、絶対に！だからそんな事言わないでA。Aは約立たずなんかじゃないよ」

『入間に……何がわかるの？

私の何がッッ入間にッ入間なんかに！！私の事ｯなにも知らないくせに…っ知った口叩かないでよ！！結局あの人たちと同じ！！お母さんも！みんなも！私の事なんてなんとも思ってなかった！！入間も口だけなんでしょ！！他のみんなも！！私も他の子みたいに生きたかったっ』


ｲﾙﾏ「……ごめんねA」


『謝って欲しいなんて思ってない！そう思うんだったら向こう行ってよ！！』


ｲﾙﾏ「ううん、それは出来ない」

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