感謝と想いを乗せて ページ21
入間side
食後、Aに呼ばれた僕はAの部屋に向かった。そして、ベットに2人で腰をおろす。
『あ〜…えっと……どこから話そうかなぁ〜…
私が呼んだのに話すことがありすぎてどんな順番で話したらいいのか…』
Aは深く深呼吸をして僕を見る。でも、その目は揺らいでいて、それはまるで親を見失った子猫のようだった
「なら、Aが起きた時の話を聞かせて?」
『っ!…ありがとう入間
そうだね…私が目を覚ました時か……ふふっ、思い出したら笑えてきたよ』
Aが目を覚ました時
『んっ……(なんだ…?眩し……)』
目を開くと目の前には……
サリバン「Aちゃーーーーん!!」
おじいちゃんの顔があった─────
『おじいちゃんってば、私の顔をものすごい顔で覗き込んでくるの!まさか、眩しさよりもうるささが勝つなんてね』笑
イルマ「たしかに!でもおじいちゃんらしい」笑
『フフっ、そこからは少し検査して、打ち上げに行けなかったからオペラさんに無理言ってご飯を作るの手伝わせてもらったの』
イルマ「そうなんだ……ありがとう!すごく美味しかったよ!」
『どういたしまして!とは言っても、私はオペラさんに教えてもらったんだけどね
おじいちゃんの飾り付けも手伝ったんだ〜!おじいちゃんっばね─────』
この話をしている時には既に、Aのありのままの笑顔になっていたと思う。
『あらためて、入間収穫祭優勝おめでとう!打ち上げ、行ってあげられなくてごめんね』
「A……」
『ちゃんと言わなきゃいけない。だからもう少し時間を貰ってもいいかな?』
「うん!もちろん!」
『ありがとう入間』ニコ
いつもは無邪気に可愛らしい笑顔だが、今のAの笑った顔は息を飲む程に綺麗だった。
『私ね、やっぱりまだ魔女だって言いたくない……私わがままだからさ…やりたいこともやりたくないことも沢山ある……』
『でも、やらなきゃいけない。私は逃げたくない。だから…私はやり直したいって思ってる。だから……
だから手伝って…欲しい……
こんなのわがままだって分かってるけど、それでも入間やみんなと一緒にいたい!
だからっ────』
「分かった!」
『え……?』
「僕で良かったら手伝うよ!」
『本当に……いいの?私きっと…わがままばっかりだよ?』
「それでもいいんだよA。わがままでも僕は手伝う!だって────」
だって僕は────
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弓月有無%(プロフ) - 完結おめでとう御座います!!言い切れないのですが恋愛要素もあり感動もあり迚も面白かったです!私的に文字数気になるので数えても良いですかね?続き凄く気になるのでお時間ある時にでも是非!勿論無理は為さらないで下さいね。是からも応援しております!大好きです! (3月26日 13時) (レス) @page23 id: 1ab55170b6 (このIDを非表示/違反報告)
月乃派(プロフ) - 受験は大変ですが頑張って下さい (2月15日 21時) (レス) @page18 id: 67461f2801 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 受験頑張ってください‼️ (2月15日 7時) (レス) @page18 id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 林檎飴さん» 分かりました夢主の容姿想像します。 (1月28日 20時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴(プロフ) - ユノンさん» コメントありがとうございます!イラスト等は読者様のイメージに背く場合がありますのでこの作品では描いておりませんm(_ _)m、今後、AIイラストや自身のイラストを出す可能性はありますが、今のところはご想像にお任せします! (1月25日 18時) (レス) id: 7eb9040523 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎飴 | 作成日時:2023年7月28日 21時