【あんスタ】私の許嫁はキラキラ笑顔の一等星！？【明星スバル】Part3

番外編：朱桜司と榊原初音の関係 ページ30

あの日の夜、私は初音さんと会った。

「朱桜司と申します、よろしくお願い致します」

彼女のご両親に挨拶すると「礼儀正しい素敵な人ね、初音」と言っていた。

「榊原初音と…申します、よろしくお願いしますわ」

私の両親は「可愛らしくて素敵なお嬢さんね」と言っていた。

食事を一緒にしてから私と初音さんは一回二人で話し合うことになった。

お見合いというものなのかもしれません。

「朱桜さん、私は貴方と会った事ないのにお父様とお母様に言われましたわ」

「なんと？」

「一度会ったことがあると仰っていましたわ」

「あぁ…」

あれは多分中学どころか本当に幼い頃

「司だ、私の一人息子だ」

「可愛らしい息子さんだな、初音だ、私の愛娘だ」

「そちらも可愛らしい娘さんだ」

私の父と初音さんのお父様は友人だった。

私達が産まれてほんの数年経った時に会った。

私も父から聴いたのであんまりよくは覚えていない。

だがひとつだけ確かに覚えていることがあった。

―――――――――――――――――――――

「私は貴方にそんなことを言ったのですか？」

「えぇ、よく覚えています「お父様とお母様はあんまり遊んでくれない」と」

「スバル様以外にそんなことを言ったのですね」

「その頃は私はその分遊んであげたいと思っておりました」

だがそれは婚約者になると言われたときに変わった。

「今は貴女のことを誰よりも幸せにしてあげたい、もう一度申します」

学校とは少し違って膝をつきそしてまた手を取った。

「貴女のKnightとして生涯を懸けて貴女をお守り致します、私と婚約者になってください」

そう言って手にキスをした。

初音side――――――

……スバル様を好きになっても私のことを想ってくれていた。

好きだと知っていながら…。

そんな幼い頃のことも覚えて…。

「……はい」


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なんかふと思ったのですがあんスタの1年生って転校生の事姉のように慕いません？

司くんはサブストーリーで「お姉さま」と呼ぶことになってましたし。

光くんは前々から「○○のね〜ちゃん」とか…。

創くんもイベで「お姉ちゃん」と…。

創くん凛月も英智くんも「お兄ちゃん」付きでしたよね。

兄弟としては一番年上なのに弟が似合いますねｗ

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