【A3!】私の舞台に名前はない！

第9話 ページ10

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立花side


？『それならオレ達が役に立てるかもよ』


立花『その声は...幸くん...はと椋くん！？』


紬『どうして2人が？』


幸『ここにAが初めて来た時、名前に聞き覚えあったんだよね。

まぁその時は似たような名前なんてそこらじゅうにあるから気にしてなかったんだけどさ。』



椋『でもこの前、僕達が学校から帰ってきた時にがAさんが僕達を見て動揺してたんです。』



幸『それで思い出したんだよね。




あの人が聖フローラ中学の卒業生だって。




しかも





元演劇部だったよ。








噂付きのね。』






一同『！！！？？』






幸『しかも左京さんの推理はあながち間違ってないと思うよ。』




立花『幸くん、それについて詳しく教えてもらえるかな？』









幸『オレ達が中1年の時、文化祭で演劇部の公演を見に行ったんだ。



まぁその公演は茶番並みに下手くそだったけどさ





その時演劇部だった友達が教えてくれたんだ






「"御崎先輩"がいた頃の方がよかった」ってね』






左京『その"御崎先輩"ってのが...』



幸『そう。Aって訳。



しかもAにはある噂があってさ』



咲也『噂...？』





幸『Aをスカウトしに芸能事務所が来たとか来ないとか...』




咲也『じっ、事務所ですか！？』



左京『だが、なんでただの中学生に事務所まで...』



椋『多分これだと思います。』




椋くんが差し出したのは演劇雑誌



その中に組まれていた特集


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驚きの演技力!
聖フローラ中学演劇部
その秘密に迫る!!
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椋『これはうちの学校が中学演劇コンクールに優勝した時の記事なんですけど、


ここを見てください。』



そこには...



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大人も顔負け 圧倒的演技力
1年にして主演を掴んだ期待のルーキー


御崎A


芸能界入り果たすか!?

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真澄『中１で主演...』


左京『相当上手かったんだろうな』


紬『でも、芸能界入りって...』


幸『この雑誌から今有名な女優や俳優も出てるみたい。結構影響力あるんだって。


でも、この事でAはやられたみたいだよ。』


立花『やられたって、何を...』

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