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第3話 ページ4

❁✿✾ ✾✿❁


私、小学生の時からずっと演劇をやっていたんです



元々は小学校のクラブで遊び感覚で始めました。



役になりきって喜怒哀楽を表現する



そんな一見簡単な事だけど、とっても奥が深くて



自分じゃない誰かの人生を体験する




それを自分を通して誰かに伝える




それが堪らなく楽しかったんです。




中学生になってもそれは同じで




演劇部に入ってひたすらにのめり込みました







けどそのせいで私は...







私の演劇は私の演劇の全てを奪ったんです。







私の生きがい、






私の"人生"そのものを






一瞬にして奪っていったんです。







今高校2年になって、進路の事を考え始めて



皆、何となく自分の道を決めつつある



なのに私は、



何をしたいか分からないんです。







大好きだったはずの演劇は







もう触れたくもなくなって







だけど心のどこかでもう一度やってみたいと






そう思う自分がいて







もうどうしていいのか分からないんです。







なーんて、暗い話してごめんなさい笑
お詫びに今日のコーヒー私の奢りに...』


紬『...僕に、着いてきてくれないかな?』

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作者名: | 作成日時:2019年4月30日 19時

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