第3話 ページ4
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私、小学生の時からずっと演劇をやっていたんです
元々は小学校のクラブで遊び感覚で始めました。
役になりきって喜怒哀楽を表現する
そんな一見簡単な事だけど、とっても奥が深くて
自分じゃない誰かの人生を体験する
それを自分を通して誰かに伝える
それが堪らなく楽しかったんです。
中学生になってもそれは同じで
演劇部に入ってひたすらにのめり込みました
けどそのせいで私は...
私の演劇は私の演劇の全てを奪ったんです。
私の生きがい、
私の"人生"そのものを
一瞬にして奪っていったんです。
今高校2年になって、進路の事を考え始めて
皆、何となく自分の道を決めつつある
なのに私は、
何をしたいか分からないんです。
大好きだったはずの演劇は
もう触れたくもなくなって
だけど心のどこかでもう一度やってみたいと
そう思う自分がいて
もうどうしていいのか分からないんです。
なーんて、暗い話してごめんなさい笑
お詫びに今日のコーヒー私の奢りに...』
紬『...僕に、着いてきてくれないかな?』
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作者名:雛 | 作成日時:2019年4月30日 19時