【A3!】私の舞台に名前はない！ (ページ3)

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第2話ページ3

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1年前____________________________________

『おはよ』

真澄『...はよ』

『珍しいじゃん。真澄が挨拶してくれるなんて。』

真澄『今日は監督が｢行ってらっしゃい｣してくれたから。』

『真澄ほんと好きだよねその"カントク"さん笑』

真澄『監督は俺の全て』

『全てって笑そんなん言ったら咲也先輩だって面倒見てくれてるじゃん』

真澄『咲也は別。』

『別って、咲也先輩泣いちゃうよ？』

咲也『そうだよ、真澄くん。』

『あ！おはようございます、咲也先輩。』

真澄『...なんで来たの？』

咲也『これ、真澄くんのでしょ？僕の鞄の中に入ってたよ。』

真澄『...ありがとう』

咲也『どういたしまして(✿´ ꒳ ` ) あ、それじゃあ、もうすぐHRだから戻るね！

あ！真澄くん、進路表ちゃんと出すんだよ！
出さないと担任の先生が僕に報告してくるんだからねっ！』

真澄『...まだ2年なのに進路表...』

(進路.........私にはこの先なんて...)

真澄『Aは決まってる？』

『え？あぁ、こっ公務員とか？将来安定！みたいな笑あははははー...』

真澄『.........』

現在_____________________________________

『いらっしゃいませ！何名さm...あ、紬さん！』

紬『こんにちは』

『いつもの席でよろしいですか？』

紬『うん、大丈夫だよ。』

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ここは私のバイト先のカフェ"フォルトゥーナ"

フォルトゥーナはイタリア語で幸運って意味なんだって

なんでもうちのオーナーが
『店にいたら幸せを、店を出たら幸運あれ』って

要するにGood luckってことだよね

それでこの人は紬さん

うちの店の常連さんで、とっても優しい人

なんでも家庭教師をやってるとか

頭もいいんだね✩

私には関係ないんだけどね

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『ご注文は何になさいますか？』

紬『いつものでお願いします。』

『分かりました。少々お待ちください』

❁⃘

❁⃘

❁⃘

『お待たせしました。コーヒーとケーキになります』

紬『ありがとう。...今日のAちゃんいつもと違うね。なんかあった？』

『へ？...あぁそんなことないですよ笑いつも道理元気いっぱいですよ！』

紬『嘘...だよね？ほら、話したら楽になる事ってあるよ。何より僕、特技が話を聞く事だからね笑』

『...分かりました。聞いて貰えますか。