【HUNTER×HUNTER】 虹眼で半魔獣の少年

№36 アレ×ガ×ナイ ページ37

まずい……やってしまった

焦りながら辺りをくまなく探し続けるがアレは一向に見つからない

『何処に……！！』


時間が経つにつれて次第に焦りも大きくなってくる
あれが無ければ……

想像するだけで顔が真っ青になった



時間よ止まってくれ

この時ばかりは本気でそう願い続けたは現実とは残酷なもので時はただただ進み続けて何時の間にか日が傾き始めているのであった

辺りが暗くなっていと遠くを見るのが困難になってきたそれでもアレを見つけなければ……
その後もアレを探し続けたが結局辺りは闇に包まれもう探すのは不可能な状態だった




アズリ『何処いったんだ……僕の財布！！』



叫び声は虚しく響くだけだった









｢……えぇ…奇襲を仕掛けましたが失敗しました
私の念人は本人よりは劣るでしょうがかなりの実力を持っています
それをまるで赤子の手を捻るように倒せるリズアはやはり異常ですあれに勝てるのはおそらく……全盛期のネテロ会長………いや、それよりも更に上の実力を持つ者で無いと無理でしょう｣

電話の声が少し漏れる


｢そ……か…やはりリズアの………は……恐ら………仕方な…………アズリ……を…ぐって…れ……｣





｢……承知しました｣


電話を終えると謎の人物は深い深い森の中へと姿を消した……



――その瞳は赤く染まっていた

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